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森由香子「間違いだらけの食」

「歯を溶かす」危険高い飲み物リスト10!飲んだ後に歯磨きせず寝るのは絶対NG!

文=森由香子/管理栄養士
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 ちなみに、ご参考までにpH5.5以上の飲み物は以下です。

・牛乳:pH6.8
・調整豆乳:pH7.3
・ジン:pH8.3

 ワインを片手に読書やビデオ鑑賞を楽しんでいる方も多いと思います。このとき、ちびちびとゆっくり時間をかけて飲むことが習慣の方は、ご注意ください。長い時間、pH5.5以下の飲み物に触れていると、唾液の分泌が少なくなり、唾液の力が十分に発揮できずに歯が溶け始めることになります。

 また、少しずつ飲むことで、酸と歯が接触する時間が結果的に増えることにもなります。一番避けたいことは、飲んでそのまま寝ることです。寝ている間は、唾液の分泌がさらに少なくなるからです。

 予防対策として、だらだらpH5.5以下の飲み物を飲まないようにすることが先決です。時間を決めることです。これは、肝臓の健康のためにもよいでしょう。

 次に、飲み終えたら30分くらいあけてから歯を磨くようにすることです。30分くらい空ける理由は、pH5.5以下の飲食物に歯が触れた後は、酸の影響で歯のエナメル質が柔らかくなり始めているからです。すぐに歯磨きをすると、歯が傷みやすくなります。30分の間に、唾液の力で口の中を中和させてから、歯を磨くとよいのです。

 ご承知のように、ベストな食習慣は、夕食以降に飲食しないことです。それは、健康維持にも健康寿命の延伸にもつながります。いつまでもご自身の歯で食事ができるように、歯をいたわった食習慣をつくりましょう。
(文=森由香子/管理栄養士)

森由香子/管理栄養士

森由香子/管理栄養士

東京農業大学農学部栄養学科卒業。大妻女子大学大学院(人間文化研究科 人間生活科学専攻)修士課程修了。 クリニックにて栄養指導、食事記録の栄養分析、食事管理業務に従事。フランス料理の三國清三シェフととともに病院食や院内レストランのメニュー開発、料理本制作の経験をもつ。管理栄養士・日本抗加齢医学会指導士の立場から食事からのアンチエイジングを提唱している。「老けない人は何を食べているのか」「病気にならない人は何を食べているのか」「体にいい『食べ合わせ』」「太らない人の賢い食べ方」「老けない人の献立レシピ」など著書多数

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