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チョコモナカジャンボ、安すぎ&美味すぎ&大容量すぎる謎…森永製菓の感動的ご回答

取材・文=A4studio

「品質に徹底的にこだわると同時に、製造から販売まで、各部門無駄のないオペレーションを実施する努力をしています。過去に遡っていうと、1972年、『チョコモナカジャンボ』が誕生するきっかけとなった『チョコモナカ』を発売していますが、80年に『チョコモナカデラックス』に変え、バニラアイスの真ん中にチョコレートソースをはさみ100円ながらも高級感を味わえるよう工夫を凝らしました。80年代後半から90年代にかけて、容量面やコストパフォーマンスを重視するお客様が増えるようになったので、大容量化を検討し始めたのです」(同)

 70年代は50~80円と100円を切る価格設定だったが、時代が進んでも値段は据え置き、とはいかない。世の中のニーズに合うように、このシリーズも時代とともに容量なども増加していった、ということなのだろう。

「ですが、ただ大容量なだけでは、他のアイスクリームとは差別化できない。一目で変化がわかるようにしたかったので、96年に名称を変更して発売したチョコモナカジャンボは表面の凹凸を2列から3列にし、容量も約1.5倍に増量。バニラアイスにはさむチョコレートも、ソースではなくパリパリの板チョコにすることで食べごたえを感じてもらえるような食感にしました」(同)

 内容量以上に消費者が満足できる秘訣は、そのような視覚と食感によるところも大きいようだ。そして、鮮度にもこだわりを見せる。

アイスに持ち込んだ鮮度という概念

「本商品の最大の特長は、ひとつにモナカ皮のパリパリ感があります。モナカ皮そのものも吸湿しにくいモナカ皮となるよう日々研究し、改良を重ねていますが、製造日数がたつとどうしてもアイスの水分でしんなりとしていくもの。アイスは賞味期限が設定されていませんので、出荷してからお客様の手元へ、さらに実際に召し上がるまでの時間はどれだけかかるか推測しにくいのです。そうしたなか、鮮度という考えを取り入れ、開発、生産、営業部門との連携を強化し、売れる数だけ製造するという体制にしているんです。月間の製造計画をたてつつも、月間の中で何度も細かく出荷調整を行い、鮮度管理を実施しています」(同)

 アイス市場でトップレベルの売上を誇る他のメガブランドを見渡しても、「エッセルスーパーカップ」「パルム」「ピノ」などバニラ味やチョコ味といったスタンダードなものが多く、特殊なフレーバーの商品は少ない。定番の味をしっかりとつくり、見えないこだわりに粉骨砕身することで、国民のライフスタイルに長く定着する商品が生まれるのかもしれない。
(取材・文=A4studio)

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