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アルミニウムやステンレスの鍋は、人体に危険?がんや脳の病気の原因に?

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アルツハイマー病などとの関連性

 ではなぜ、アルミニウムが危険視されているのだろうか。

「それは以前、アルツハイマー病患者の脳にアルミニウムが蓄積されていたという診断結果が医学界から発表されたことに起因しているのだと思います。もっともアルツハイマー病はさまざまな原因で引き起こされる病のため、アルミニウムが原因であると考えるのは非常に早計です。また、透析脳症患者の脳のアルミニウム含有量が高かったこと、未熟児に対してアルミニウムを投与した結果、皮膚障害が起こったことなどが一部の論文で報告されていることも一因に挙げられるでしょう。

 ですが、これらは人が一般的な生活を送っていくうえでのアルミニウム摂取量が考慮されておりませんし、このアルミニウムの危険性を訴えた論文を否定する論文も存在しているため、アルミニウムが危険なのかどうかというのは、実際問題はまだ結論が出ていないというのが実情です」(同)

 WHOはこれらの仮説や疫学データの多くが、総アルミニウム摂取量の考慮が行われていない研究結果であるため問題があるというスタンスであるものの、一概に仮説を却下することはできないとの見解も示しているという。

「現時点では有害であると証明できていませんが、逆にいえば有害でないとの証明もできていないため、脳内へアルミニウムの移行が多いとされる新生児、未熟児に対しては、特に充分な注意が必要なのかもしれません」(同)

 アルミニウムを身の回りからすべて排除しようとするのは過剰反応すぎるのかもしれないが、かといって安心・信頼できる物質だとも言い切れないようだ。どう付き合っていくかは、各人の判断にゆだねるしかないというのが現状なのだろう。
(文=A4studio)

●専門家プロフィール
All About「家庭の医学」ガイド 清益功浩(キヨマスタカヒロ)
法律、経済など多くの資格をもつ現役のアレルギー・小児科医師医学博士。日本小児科学会認定専門医、日本アレルギー学会認定専門医・指導医。他にも、メンタルヘルスマネジメント始め、法律、経済、化学などについて多岐に渡る資格を有する。

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