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蒲谷茂「自分のからだは自分で守る」

健康診断のみは無意味?健康努力する人、しない人、医療費負担額に「差」導入を検討

文=蒲谷茂/医療ジャーナリスト
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健康診断だけでは不十分

 健康ゴールド免許について、自身の健康管理として「誰もがスポーツジムに通えるわけではない」といった批判があるが、健康管理とは何もジムに通うことではない。自分のからだの状態を知ることが最初だ。

 たとえば血圧は、健康診断に行ったときに測ってもらったり、医療機関にかかったときに測ってもらったりしているだけでは、自分の血圧を知っていることにはならない。血圧は自宅で毎日測らなければ意味がない。体重も同様で、毎日決まった時間に測っていれば、体重の変化を自分で知ることができる。ダイエットも成果が確認できる。運動にしても、歩数を毎日調べることで、体をどのくらい動かしているかがわかる。

 からだの数値や活動状況を数字にして見えるにようにする。これが一番簡単でお金のかからない健康管理である。自分で自分のからだを守るために、これらのことは欠かせないからだ。

 健康ゴールド免許制度も、これくらいの内容であれば、大いに納得できる。単なるお題目を並べるだけではダメだろう。
 
 しかし、どれだけ自己管理をしていても、病気にならないという保証はない。生老病死は、生きているわたしたちの宿命なのだから。

【毎日自分で取り組むべき健康管理項目】
血圧管理
ウォーキング管理
体重管理
食事管理(塩分の摂取を減らす)
食べものの知識と管理
噛む回数をチェックする(30回噛めたら○をつけるなど)

(文=蒲谷茂/医療ジャーナリスト)

●蒲谷茂
医療ジャーナリスト。1949年生まれ。立教大学卒業後、健康雑誌『壮快』の編集にかかわり、8年後に独立。多くの医療・健康に関する雑誌の編集・執筆、テレビ番組の企画・制作にも携わる。95年『大丈夫』(小学館発行の健康雑誌)の創刊編集長に就任。その後、30年以上にわたる経験や人脈を生かし、自分のからだは自分で守るための情報を発信し続けている。著書は、『民間療法のウソとホント』、『歯は磨くだけでいいのか』(共に文春新書)、『測るだけで大丈夫』(八重洲出版)、『死に至る病・チェックブック』『自宅で死にたい』(共にバジリコ)などがある。現在、八ヶ岳南麓に住み、FM八ヶ岳のパーソナリティもつとめている。

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