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インフルエンザ、「予防接種は感染予防ではない」…悩ましい家族間感染はこう防げ!

文=OFFICE-SANGA
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 このように予防をしていても、家族と暮らしている場合は、インフルエンザを発症した子どもから感染するケースもある。大人ならほかの人と接触しないように別室で過ごしてもらうことができるが、子どもはそういうわけにもいかない。感染を予防しつつ、看病する方法はあるのだろうか。

「まず、発症した子どもがマスクをつけます。こまめな換気や、湿度を50~60%に保つようにすると、よりよいと思います」(同)

 湿度を保つことは、気道粘膜のバリア機能を上げるためにも有効とのこと。定期的に換気をしながら、加湿器などを併用するといいそうだ。

 こうした努力を重ねても、発症しないとはいい切れない。もしも発症してしまったら、「他人に感染させないこと」が大事だ。外出は控え、安静に過ごしながら快復を目指すことになる。

 だが、ひとり暮らしの場合は食料や飲料水などを調達するために、発症中も外出せざるを得ないときがある。インフルエンザにかかったら、5日間は外出禁止などと、受診した病院の医師からいわれることがあるが、これは必ず守らなくてはならないのだろうか。

「保育園や学校などでは休園や休校の基準がありますが、成人の場合には明確なものはありません。患者さん個人それぞれの容態にもよると思いますので、診察された主治医の先生のおっしゃることを基本に、状況を見て判断してください。仮に外出する際は必ずマスクを着用し、人ごみはなるべく避けてください。帰宅したら、手洗いも忘れずに行ってください」(同)

 インフルエンザの予防接種の効果は一定の効果は期待できるが、100%ではない。接種したからといって油断せず、手洗いによる自己防衛も心がけたいものだ。

 筆者は以前、インフルエンザを発症して眠れないほどの高熱に苦しめられた経験がある。あんなつらい思いは二度としたくないので、まずは手洗いの徹底から始めたい。
(文=OFFICE-SANGA)

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