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AI英会話=ゴルフの打ちっぱなし?
このアプリを使い込むことで、英会話の基礎は学べるだろう。しかし、いくらAIが相手とはいえ、リアルな人間とのトークとは別物であるのも事実だ。たとえば、臨機応変な返しなどを習得することは難しい。このポイントがAI英会話の弱点のように思えるが、appArray代表の立石剛史氏によると「ゴルフの打ちっぱなしのようなもの」だという。

「たとえばゴルフだと、初心者がいきなりコースを回るのは非効率的ですよね。当たり前ですが、打ちっぱなしで正しいフォームやコツなどを覚えてからコースを回ったほうが効率的。SpeakBuddyはゴルフでいう打ちっぱなしのような存在だと思っています」(立石氏)
ここである疑問を感じる。英会話といえば、英会話教室のほかにも留学やSkypeを利用したオンライン英会話などがさまざまな方法が存在しているが、なぜアプリに目をつけたのだろうか。
「留学すれば英会話を早く習得できますが、仕事をしていると長期留学はほぼ不可能です。また、アメリカ政府の発表によると、英語話者が日本語を習得するには2200時間もかかるそうです。翻せば、日本人が英語を習得するにも同じくらい時間がかかることになる。英会話教室はマンツーマンで40分8000円が相場ですが、2200時間も通えません。最近では安価なオンライン英会話も登場していますが、講師のクオリティに大きな波があるのが現実です」(同)
英会話教室に通うには安くない費用がかかり、また外国人と知り合いになるのもハードルが高すぎる。加えて、外国人を前にすると頭ではわかっていても実際に会話をするのは難しい部分もあるはずだ。そこでAI英会話がピッタリだという。
「つまり、一般的な会社員が既存のソリューションで英会話を習得するのは難しいのです。しかし、アプリなら時間帯も場所も問わず、会話の相手に気を使わなくてもいい。そして、英語の発音に自信がなくても恥ずかしがる必要もない。そこがSpeakBuddyの強みだと思っています」(同)
たった半日でクラウドファンディング達成!
appArrayは、App Storeの有料ランキングで総合1位を獲得したこともある「本気で英会話!ペラペラ英語」というアプリをリリースしているほどの実力の持ち主でもある。そして、SpeakBuddyにはこれまでに培ってきたノウハウも活用。そのような背景もあってか期待度も非常に高くなっている。