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深野康彦「あなたと家族と日本のための、お金の話」

今年、住宅ローン借り入れ&借り換えで「重要な注意点」…個人の借り入れが「損な状況」

文=深野康彦/ファイナンシャルリサーチ代表、ファイナンシャルプランナー

 しかし、日本銀行は長期金利を短期金利未満に下げることを「良し」としないと決定したわけです。理論上、長期金利は政策金利(誘導目標)であるマイナス0.1%を下回ることはないので、長期の固定金利型の住宅ローン金利は16年8月が底だったと考えられるのです。金利は底を打ち、また米国の長期金利の上昇に引っ張られるかたちで長期金利がどんどん上昇していけば、日本銀行は「指し値オペ」で国債を買い入れ、一定以上の上昇に歯止めをかけると思われます。

 マイナス金利の深堀りでもない限り、長期金利のさらなる低下は見込めないため、新規の借り入れ、あるいは借り換えは長期固定の選択を昨年よりは強めに意識する必要があると思われます。
(文=深野康彦/ファイナンシャルリサーチ代表、ファイナンシャルプランナー)

深野康彦/ファイナンシャルリサーチ代表、ファイナンシャルプランナー

深野康彦/ファイナンシャルリサーチ代表、ファイナンシャルプランナー

AFP、1級ファイナンシャルプランニング技能士。クレジット会社勤務を3年間経て1989年4月に独立系FP会社に入社。1996年1月に独立し、現在、有限会社ファイナンシャルリサーチ代表。テレビ・ラジオ番組などの出演、各種セミナーなどを通じて、投資の啓蒙や家計管理の重要性を説いている。あらゆるマネー商品に精通し、わかりやすい解説に定評がある。

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