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高齢実力者がずっと実権を握り続けるキヤノンと富士フイルムとセコム

文=編集部

プロ経営者が相次いで退任に追い込まれた

 昨年は、創業家が三顧の礼をもって迎えた「プロ経営者」にとっても、受難な年だった。

 ベネッセホールディングスでは昨年6月、アップル日本法人や日本マクドナルドホールディングスのトップを歴任した原田泳幸会長兼社長が、わずか2年で業績不振の責任を取らされて辞任した。後任の福原賢一社長は、就任から3カ月で退任し、社外取締役で米投資ファンドのカーライル・グループの日本法人社長の安達保氏と交代した。短期間にトップ2人が入れ替わるという異常事態だ。創業家出身で最高顧問の福武總一郎氏の意向とされる。

 LIXILグループは昨年6月、GE(ゼネラル・エレクトリック)出身の藤森義明社長兼CEOがトップの座を追われた。後任には工具通販大手MonotaRo(モノタロウ)会長の瀬戸欣哉氏が就いた。創業家一族で取締役会議長の潮田洋一郎氏がトップ人事を主導した。

 いずれのケースも、創業者や創業家がキングメーカーであることを見せつけた。

コンビニ3社で社長が交代

 また、コンビニエンスストア大手3社の社長も交代した。

 親会社であるセブン&アイHDのお家騒動に揺れたコンビニ首位のセブン-イレブン・ジャパンは昨年5月、古屋一樹氏が社長に就いた。

 ローソンは昨年6月、ユニクロを展開するファーストリテイリング社長を務めたこともある玉塚元一氏が、社長を退き会長になり、社長には親会社の三菱商事出身の竹増貞信氏が就任した。

 ファミリーマートとユニーグループ・ホールディングスの統合で発足したユニー・ファミリーマートホールディングスの持ち株会社の社長には、ファミマの上田準二会長が昨年9月に就任。新生ファミマの社長には澤田貴司氏がスカウトされた。

 一方で、業績不振や不祥事による引責辞任も目立った。

 IHIは社長兼COOに満岡次郎氏が、川崎重工業は社長に金花芳則氏が就いた。マンションの耐震偽装工事で注目された旭化成は、小堀秀毅氏が社長になった。不正会計問題から再生を目指す東芝は綱川智氏が再建社長の重責を担うが、米原子力子会社ウエスチングハウス(WH)関連の巨額損失が明らかになり、前途は多難だ。

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17:30更新
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