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がん、高治癒率の民間療法から見えてきた「真菌」との深い関係性

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 1999年、ドイツの医学博士マイノルフ・カルトハウス教授は、白血病の3人の子供たちが二次的な真菌感染に対して3倍の抗真菌薬を摂取した後、予期せず完全寛解に至ったのを観察した。2006年、彼の研究チームは抗真菌薬治療のあとに白血病が消失した事例をさらに6件出版報告した。 

 ちなみに、報告された6件において、慢性播種性カンジダ症(CDC)に対して抗真菌薬治療が始まると、患者たちは白血病薬に対してひどく反応したため、白血病治療は止められた。

 急性白血病の5年後生存率が大人で25-26%、子供で90%であったのに対して、驚くべきことに、カンジダ治療での生存率(治癒率)は100%だった。彼の報告では2人の子供と4人の大人を取り上げていたため、その数字は極めて高かったことになる(シンプルな真菌感染を白血病と誤診されるケースもあるが、抗真菌薬の効果は無視できない)。

 偶然、抗真菌薬ががんに効くことが発見された事例もある。たとえば、大きな腫瘍を抱えた胃がん患者が、安息香酸を大量に摂取したところ、数カ月で腫瘍が消えたケースがある。安息香酸は、食品の保存料として使われ、諸説あるものの、バクテリアには効かないが、防カビ剤には利用できるといわれている。

 また、海外ではその危険性ゆえに法的に規制されているケースもあるが、二酸化塩素の殺菌力を利用したMMSという民間療法がある。当初、マラリア患者が、亜塩素酸ナトリウムを含んだ、高山病や疲労回復用の液化酸素を吸ったところ、奇跡的に回復したことでその抗マラリア性が発見されたものである。だが、のちに研究が進められると、塩素系でも二酸化塩素がより優れており、マラリアだけでなく、がんにも効くとして注目されるようになった。もちろん、その背景には二酸化塩素のもつ殺菌力がある。

 実は、対がん民間療法においては、過去数十年に及んで、真菌に対して有効な殺菌剤が治療効果を上げてきた。たとえば、殺菌力の高いヨウ素を利用したヨウ素療法、同じくホウ砂やホウ酸を利用したホウ素療法、そして、真菌の大敵であるアルカリ環境を導くためのセシウム療法なども海外では普及してきた。

 がんは真菌の増殖と深くかかわっている。現段階では、カンジダ・アルビカンスを単独の病原菌とみなすのではなく、ほかの要素も複合的にかかわっているとみなしたほうが良さそうである。

 がんと真菌との関係性を研究して注目されてきたミルトン・ホワイト医師は、自身が調査したどのがん組織の中にも真菌の胞子を発見し、がんとは「慢性的な細胞内伝染性の生物学的に誘発された胞子(真菌)変容病」であり、具体的には、「真菌の子嚢菌門に由来する分生子(無性胞子)」であるとしている。

なぞ解明も近い?

 以下は、代替医療を含め、代替科学を研究してきた筆者の個人的な見解にすぎないが、がんとは、体細胞がカンジダ菌を候補とした真菌と同調した結果であると思われる。

 我々はバクテリア(細菌)、真菌、時にウィルスなど、有害にも変貌しうるさまざまな微生物と触れ合っている。にもかかわらず、我々が健康を維持できるのは、主に我々自身の免疫力や代謝能力にある。細胞呼吸が正常に行われ、酸素を十分に取り込むことができていれば、血液は酸性に傾くこともなく、真菌が異常増殖するような条件を生み出すことはない。さまざまな体内微生物(常在菌)がいわばミクロレベルで生態系のバランスを維持しているからである。

 だが、疲労やストレス等で免疫力を落とした状態においては、体は酸性化し、体内生態系が崩れて真菌が蔓延りやすくなる。つまり、日和見感染が起こりやすくなるのだ。細胞呼吸が阻害されるとほぼ自動的にがんが発生するが、その理由は、我々の体内に極微の真菌(胞子)が100%常在し、活動を始められるような環境への変化に備えているからだと思われる。

 では、がん細胞と真菌細胞との違いはどのように説明されるのだろうか? ここで、注目すべきは真菌の特性である。

 寄生性を有した真菌は、冬虫夏草(蛾の幼虫に寄生する)のように、宿主を乗っ取ったり、時にはマインドコントロールすらして、支配下に置いてしまう力を発揮する。真菌は勢力を高めると周囲の存在(宿主)を変容させることが得意である。人体を例にいい換えれば、真菌の発する波動が優勢になると、特定成分が脳に作用することも考えられるが、周囲の体細胞はその真菌の波動に強く影響を受け、共鳴・同調してしまうようになるのだと思われる。

 環境が改善することで、カビを生やしたパンが元の状態に戻ることはないが、がん細胞は退縮していく。この違いは体細胞が真菌との同調を失うかどうかにありそうだ。これは、自己免疫疾患や他の難病にもかかわっている可能性がある。

 実は、真菌の生態には未解明の部分も多く、現代医学はあまり注目してこなかった領域といえる。だが、周囲の自然界同様、人体内というスケールの小さな生態系も客観視してみれば、上記の視点は自ずと導かれると考えられる。さらなる研究によって新たな飛躍が得られるようになる領域だと筆者には思えてならない。
(文=水守 啓/サイエンスライター)

●水守 啓(ケイ・ミズモリ)
「自然との同調」を手掛かりに神秘現象の解明に取り組むナチュラリスト、サイエンスライター、リバース・スピーチ分析家。 現在は、千葉県房総半島の里山で農作業を通じて自然と触れ合う中、研究・執筆・講演活動等を行っている。
著書に『底なしの闇の[癌ビジネス]』(ヒカルランド)、『超不都合な科学的真実』、『超不都合な科学的真実 [長寿の謎/失われた古代文明]編』、『宇宙エネルギーがここに隠されていた』(徳間書店)、 『リバース・スピーチ』(学研パブリッシング)、『聖蛙の使者KEROMIとの対話』、『世界を変えるNESARAの謎』(明窓出版)などがある。
ホームページ: http://www.keimizumori.com/

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