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日本独自の「バレンタインにはチョコ」、なぜ広まった?森永、メリー、モロゾフを直撃!

文=森井隆二郎/A4studio

バレンタインは菓子業界の陰謀?各社の回答は…

 また、各社には「バレンタインシーズンには、どのくらい売り上げが伸びるのか」についても聞いてみたが、モロゾフでは「年間のチョコの売り上げの約半分を叩き出すほど」というものの、各社とも具体的な数字は非公表とのことだった。しかし、この時期に需要が急増するのは明らかだろう。

 そのため、日本式バレンタインデーの風習が広まったのは「菓子業界の陰謀」などという見方も生まれているわけだが、こうした声を各社はどう受け止めているのだろうか。

「チョコは熱に弱いため、常温で保管できる冬が一番おいしく食べられる季節だと思いますし、バレンタインシーズンには生チョコなど、口溶けが優れた商品も増えます。バレンタインデーについては、あまり『義務』や『義理』などと捉えずに、普段は面と向かって言えない愛情や感謝の気持ちを、自分が好きなチョコに乗せて伝えるきっかけにしていただけたら幸いです」(森永製菓広報)

「まさか、バレンタインデーがここまで大規模になるとは、誰も想像していなかったでしょう。弊社は戦後間もない頃に『品質のいいチョコレートをつくりたい』という思いで創業し、本物のおいしさを求めてきました。それを知っていただくためにフェアを始めたこともあるので、『陰謀』とか、そういうことではなく、みなさんにチョコの味わいそのものを楽しんでいただけるイベントになってほしいと思っています」(メリーチョコレート広報部)

「弊社が1932年にバレンタインチョコを発売してから、今年で85周年です。バレンタインデーは現在、『男女を問わず、身近な親しい人にチョコを通じて感謝の気持ちを伝える日』、そして『自分自身でいろいろなチョコを楽しむ日』として特別な1日となっています。これからも、『チョコを通じて人と人との心の絆をつなぐ、愛に満ちた日』として、発展してほしいと願っております」(モロゾフ広報担当)

 各社の回答からは、チョコに対する純粋な思いやこだわりが感じられた。消費者としては、「業界やメーカーの陰謀」などといった斜にかまえた見方はせずに、日本式バレンタインデーを素直に楽しむのがいいのかもしれない。
(文=森井隆二郎/A4studio)

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