NEW

日テレ、フジ番組を1秒単位分析で圧倒的1強…テレ朝はダメ時代に戻り、フジも壊滅的惨状

文=編集部

「たとえば『ザ!鉄腕!DASH!!』は、かつて『DASH村』がマンネリ化や東日本大震災による閉鎖危機に直面。また、TOKIOのメンバーの高齢化によって、チャレンジ企画も『ご当地漬け物いくつ食べられるか!?』など、企画が先細りというかマニアック化していたことが原因で、視聴率が1ケタに落ち込んだときもありました。

 そこで、思いきって新企画の『DASH島』を立ち上げ、『DASH村』開始当初のワクワク感を取り戻しました。また、同番組では当たり前になっていた『アイドルが農作業をやる』というセールスポイントをナレーションで繰り返して印象づけ、さらに、体力勝負にならない『巨大化企画』(巨大ブーメランや巨大竹とんぼなど、さまざまな巨大なものをつくる企画)を不定期放送したことなどにより、活気とダイナミズムが戻り、『DASH』からしばらく遠ざかっていた視聴者が再び見始め、新たな層も開拓することができたのです」(同)

日テレ、「王道」に徹して他局と差別化

 そんな日テレに、他局はなぜ対抗することができないのだろうか。それを考えるときに参考になるのが、やはり日テレの番組づくりに貫かれている「姿勢」だ。

「まず、日テレには他局で不定期に放送されているような心霊やUFOといったオカルト系の番組がタイムテーブルにありません。かつては『あなたの知らない世界』や『木曜スペシャル』で散々放送してきましたが、現在はそういうセンセーショナルな路線から一線を画しているのです。さらに、TBSの『水曜日のダウンタウン』のようなアナーキーな演出の番組もない。そういった『らしさ』全開の番組は、特定のファンはつくものの、ほかの層には受け入れられにくい面があり、前後の番組から浮いてしまうため、チャンネルを変えられる可能性も高いのです。

 一方、日テレの番組はトーク番組や情報番組などジャンルこそさまざまですが、いい意味で角がなく、誰もが見やすい王道の番組づくりが基本路線。それによって番組同士の親和性を高め、『次の番組も、つい見てしまう』という視聴行動につなげているのです。つまり、わかりやすくいえば、『日テレというテレビ局自体がひとつの番組』ということです」(同)

日テレの一人勝ちはテレビにとって悪影響?

 日テレとほかの民放との差が目につくが、テレビの本当の危機は別のところにあるという。テレビを見ている世帯の割合を示す「総世帯視聴率」(HUT)が著しく減っているのだ。たとえば、ゴールデンタイムでは、1997年の70.1%が2013年には64.2%と約6%減っている。

RANKING

23:30更新
  • エンタメ
  • ビジネス
  • 総合