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国民病とも言える腰痛。多くの人が苦しんでいるため、そのぶん多くの治療法(怪しいものも含めて)が生まれている。その中で、一見すると怪しげだが、実は非常に効果的なのが「読書療法」である。
読書療法とは、その名の通り「読んで治す」。元々は「精神療法の一つで、患者に読書をさせて治療に役立てること」という由来がある。腰痛に「精神療法」? と思われるかもしれないが、慢性化している腰痛には心理的要因や破局的思考の関連は知られるようになってきた。
読書療法は、その心理的な部分に働きかけることで効果を発揮する。<読むだけ>で効果をもたらすのだが、現在はより広い意味で使われており、正しい知識を得たり、他人の体験談を知ったりするも含めて「読書療法」と呼ばれている。