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インスタに「写ルンです」で撮影した写真が満載の謎…なぜ再ブーム?簡便さと独特感

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 たとえば、SNSの「インスタグラム」では、写ルンですで撮影された写真が4万件以上アップされているという。インスタグラムといえば、デジカメで撮った写真をアップするものと思いきや、写ルンですで撮影した写真をわざわざアップする写真好きがいるということだ。フィルム写真が持つ独特の雰囲気を楽しむ消費者が拡大しているのだろう。

 16年4月に5万本限定で発売した30周年限定の「アニバーサリーキット」も、あっという間に完売したという。ここ数年はカメラ量販店やインターネットが主な販路だったが、最近は再ブームということで大手の雑貨店や書店などからの取り扱い希望も来ているという。

今、写ルンですが受ける理由


 今になってなぜレンズ付きフィルムが受けるのか? いろいろな説明がされているが、まとめるとおよそ以下のような理由が考えられる。

(1)現像して初めて写真が見えるというわくわく感
(2)デジタルでは味わえない、独自の風合い
(3)シャッターを押すだけという撮影の簡便さ
(4)軽くて持ち運びやすい、また、バッテリー切れの心配がないこと

 昨今、撮影した写真はデジタル画像として、PCやスマホの中に保存したままにすることが多いが、レンズ付きフィルムで撮影した場合は、現像しない限り写真が見えない。そのため、写真店で現像を依頼し、ドキドキしながら待ったうえで、実体のある写真として手元に届いたときの感動が認めなおされている。

 また、独特な画像にはデジタルでは味わえない良さがあり、写真好きにより、画像としての価値が見直されているという一面もあるようだ。

 細かな設定が何一つできず、フィルムを巻いてシャッターを押すだけで撮影ができる簡便さがむしろ新鮮という見方もあるという。

 デジカメと比べると、バッテリーが切れる心配もないし、軽いので常に持ち運べるという利点もある。水に強いので、スキーや海水浴に持っていっても大丈夫。

 90年代は、女子高生のかばんには必ず写ルンですが入っていた時代もあったが、20年の歳月を経て、再びあの時代に逆戻りしているようだ。

昔の良さが見直されている


 写ルンですは、富士フイルムが発売を開始し、そのネーミングの良さも受けて、爆発的なヒットをしたが、その後、コダックやコニカ、DNPなどが追随した。ただし、写真用フィルムの販売量激減とともに、多くが撤退したようだ。現状アマゾンを見ると、富士フイルムとコダック(つまり写真用フィルムメーカー)の商品のみ確認できる。

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