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住宅ジャーナリスト・山下和之の目

新築住宅、なぜ3~5階建て激増?「下は貸して、上に居住」が主流に

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 ヘーベルハウスの旭化成ホームズは、「ヘーベルビルズシステム」として、鉄骨造の8階建てまで建築可能な商品を送り出しています。戸建住宅で培ってきたシステムラーメン構造の基幹技術を中高層建築に進化させることで、5階建て、6階建てのトップブランドを目指しているそうです。錦糸町住宅公園の5階建てモデルハウスはその営業戦略の橋頭堡としたい意向。東京オリンピック・パラリンピックの20年度には売上高500億円にしたい計画です。

木造住宅メーカーも多層階や大建築に


 こうした多層階分野では、木造より鉄骨系のほうが有利に思えますが、実際には木造系のメーカーもがんばっています。
 
 もともと2×6のモノコック構法で耐震性・耐久性などが高く、すでに4階建てまで認可を受けている三井ホームでは、東京の都心部を中心に1階が鉄筋コンクリート造で2階から5階まで2×6の併用住宅を増やしています。間口が数十mから100mに及ぶような大建築の施設建築も行っています。

 戸建注文住宅の先細りが避けられない住宅業界。それに代わる新分野の開拓が欠かせないのですが、この多層階市場がその決め手になるのでしょうか。なるとすれば、どのメーカーが市場をリードしていくのでしょうか。今後の動向が注目されます。
(文=山下和之/住宅ジャーナリスト)


●山下和之
住宅ジャーナリスト。各種新聞・雑誌、ポータルサイトなどの取材・原稿制作のほか、単行本執筆、各種セミナー講師、メディア出演など多方面に活動。『山下和之のよい家選び』も好評。主な著書に『よくわかる不動産業界』(日本実業出版社)、『マイホーム購入トクする資金プランと税金対策』(学研プラス)など。

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