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トヨタ、「安倍首相のいいなり」を頑なに拒絶…経団連・財界に嫌気で軽視鮮明に

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 それ以前に、豊田社長は財界とは徐々に距離を置いてきた。2015年には、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会副会長を辞任している。これについては、トヨタを財布としてしか見ていない政界や財界に我慢ができなかったと分析する向きが多い。ましてや、安倍首相の言いなりになる榊原氏の姿を目にするにつけて、経団連会長など受けたくないのが本音だろうと、豊田社長の周辺は斟酌している。

 つまり、最初から豊田社長が経団連の副会長を引き受ける可能性はなく、トヨタ側が誰を副会長に送り出すのかという問題だった。そしてトヨタが選んだのは、豊田社長の側近のひとり早川氏だった。
 

豊田社長と安倍首相の会談に早川氏が同席

 安倍首相は2月3日夜、豊田社長と都内のホテルで会談した。トランプ氏は大統領就任後、日本との自動車貿易を「不公平だ」と批難し、トヨタなど日本の自動車業界を名指しする発言を続けている。10日に米ワシントンDCで開かれた日米首脳会談で、トランプ大統領が米国での雇用創出や日本のさらなる市場開放を求めてくることを想定し、対応策を協議するための安倍-豊田会談だった。

 2月3日の首相の動向は、トランプ新政権への対応策一色だった。

「17時38分官邸でマティス米国防長官の表敬。稲田防衛相らが同席。18時44分 ザ・キャピトルホテル東急の日本料理店『水簾』で豊田章男トヨタ自動車社長と会食。菅義偉官房長官、早川茂トヨタ取締役・専務役員が同席。20時55分 帝国ホテルで防衛相主催の米国防長官との夕食会に出席」(2月3日付時事ドットコム「首相動静」を参考に作成)

 豊田社長は、安倍首相との会談に早川氏を同席させた。安倍政権からは官房長官が出たのだから、豊田社長がいかに早川氏を信頼しているかがわかる。

 早川氏は1953年9月15日生まれで東京大学経済学部卒。トヨタが自工、自販に製販分離した77年にトヨタ自動車販売に入社。工販統合後のトヨタで、広報部海外広報室室長、広報部部長、常務役員を経て07年から北アメリカ社長を務めた。12年に専務役員、15年に取締役に就任。現在は渉外・広報部門を率い、東京オリンピック・パラリンピックに向けた部署も統括している。

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