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南清貴「すぐにできる、正しい食、間違った食」

スーパーやコンビニの総菜、味覚障害の恐れ、生命の危険も…サプリでかえって栄養欠落も

文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事
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味覚を保つにはファストフードやジャンクフードは厳禁

 味覚を健全に保つためには、どのような食生活をすればいいのでしょうか。それはまず、たんぱく加水分解物、酵母エキスなどの加わった工業製品的加工食品を避けることです。また、濃い味付けを施してあるファミリーレストランなどの外食の比率を下げること、スーパーマーケットやコンビニエンスストアで売っている総菜などを頻繁に食べないこと、スナック菓子などのジャンクフード、ハンバーガーや牛丼などのファストフードを食べないことが肝心です。

 逆に、食べるべきものとしては、精製度の低い穀物や豆類、新鮮な野菜類、遺伝子組み換え飼料や抗生物質、成長ホルモンを投与されていない健康な畜産物、溶剤などを使用せずに搾油された新鮮な植物油、きのこや海藻類などです。これらの要件を満たす食生活は、十分に実現可能なものです。すでに筆者を含め、多くの方々が実践しています。

 医療機関で、自分の思ったような治療を受けられない、投与された薬を飲んで、逆に体調が悪くなったなどと文句を言う患者が急増しているといいます。そういう人たちは「モンスターペイシェント(怪物患者)」と呼ばれています。医療機関の誠意というものを疑っている人が増えている結果なのかもしれません。

 これまでのような、旧態依然とした稚拙な栄養学に早く見切りをつけ、本当の意味での「食事指導」ができる医療機関の存在が求められているのではないでしょうか。

 今から約2500年前、ギリシャのコス島に生まれたひとりの天才医師、後に「医聖」と呼ばれたヒポクラテスが、こんな言葉を残しています。

「食べ物について知らない人が、どうして人の病気について理解できようか」

 医療機関で働く人のみならず、私たち現代人が噛みしめ、理解すべき言葉ではないでしょうか。
(文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事)

●南清貴(みなみ・きよたか)
フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事。舞台演出の勉強の一環として整体を学んだことをきっかけに、体と食の関係の重要さに気づき、栄養学を徹底的に学ぶ。1995年、渋谷区代々木上原にオーガニックレストランの草分け「キヨズキッチン」を開業。2005年より「ナチュラルエイジング」というキーワードを打ち立て、全国のレストラン、カフェ、デリカテッセンなどの業態開発、企業内社員食堂や、クリニック、ホテル、スパなどのフードメニュー開発、講演活動などに力を注ぐ。最新の栄養学を料理の中心に据え、自然食やマクロビオティックとは一線を画した新しいタイプの創作料理を考案・提供し、業界やマスコミからも注目を浴びる。親しみある人柄に、著名人やモデル、医師、経営者などのファンも多い。

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