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2017.03.08

WBC・侍J、爆勝の陰で小久保監督に批判殺到…突如大崩れの則本、「ハレモノ」状態
文=編集部
さらに、9対4と5点リードで迎えた8回にマウンドに上がった平野佳寿(オリックス・バファローズ)が、2死2、3塁のピンチを招くと、すかさず秋吉亮(東京ヤクルトスワローズ)にスイッチした。それが裏目に出て2点タイムリーを浴びた。この継投には、テレビ解説をしていた第2回WBC優勝監督の原辰徳氏が「この継投の意図がわからない」と疑問を呈したのをはじめ、多くの解説者から批判の声があがっている。
9回のマウンドを託された牧田和久(埼玉西武ライオンズ)も、連打を浴びて満塁のピンチを招くなど、投手陣に不安を残す試合となった。
小久保監督は、次戦についても「(先発予定の菅野智之<読売ジャイアンツ>に)球数制限いっぱいいっぱい投げてもらいたいと思いますし、その後をなんとかつないで」勝ちを狙いたいと話している。これについても、複数の専門家が「“なんとかつないで”ではなく、確固たる継投策をつくらなくてはならない。短期決戦では、少なくとも8、9回は安心して任せられるパターンを用意するべき」と指摘している。
大乱戦の引き金をつくった則本は、取材陣に「収穫はあるので、どうこう言われる筋合いはない」と言い残し、足早に去った。
今後、日本代表は1次ラウンドで、8日にオーストラリア代表、10日に中国代表と対戦する。いずれも格下ではあるが、不安を払拭する戦いぶりを見せてほしい。
(文=編集部)