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今や食卓に欠かせない食材となった「チーズ」。じつは<完全食>といえるほど、ヒトの体に必要な栄養素の多くがバランスよく含まれている。
この<スーパーフード>は、良質なタンパク質と脂肪を豊富に含み、カルシウムをはじめとするミネラル、ビタミンC以外のビタミンなど――ダイエットや美容効果にも優れた食品だ。
しかし一方で、チーズは「高カロリー、高コレステロール」「太るのでは? コレステロール値を上げるのでは……」と不安に思う人は少なくない。
ところが近年、コレステロールに関しては、これまでの常識が一変することが続いている。
米国では2015年、アメリカ人のための食生活ガイドラインで「コレステロールの摂取を制限する必要はない」と明示。日本でも、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2015年版)では、「コレステロールと食事は無関係」として摂取基準が撤廃された。
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そもそも脂肪には、細胞膜の形成や、脳や神経の機能維持、ホルモンの材料になるなどの役割がある。不足すると血管が弱くなったり、肌の乾燥や髪のパサつきの原因にもなる。