医療・健康(メディカル・ヘルスケア)のニュース

バターコーヒー、チアシード、糖質制限、腸活ダイエット……。「健康になれる」「美しく痩せられる」とされる食事法は、流行のファッションのように次々と目新しいものが登場し、メディアを賑わせる。
日本のみならず世界で流行するダイエットの多くは、アメリカが発信地だ。特に、女優やモデルといったヘルスコンシャスな人々が多く在住する、西海岸の影響が強い。
いつも理想的なスタイルを維持しているセレブやハリウッドスターが「○○で痩せた」といえば、すぐに飛びつきたくなるのがダイエッターの心理というものだ。
しかし、こうした食のブームに科学的なエビデンスがあるかというと、その多くが「NO」と言わざるをえない。それどころか、逆に健康に害をもたらす可能性もあるという。
そう警鐘を鳴らす論文が、先月2月27日に『Journal of the American College of Cardiology』(オンライン版)に掲載された。