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今クール(1~3月期)の民放連続テレビドラマの視聴率争いで2位と健闘中の『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)。その最終話が22日、放送された。
同ドラマは累計発行部数260万部以上を誇る人気漫画『東京タラレバ娘』(東村アキコ/講談社)が原作で、高校時代からの親友で「30歳・独身・彼氏ナシ」の3人組、鎌田倫子(吉高由里子)、山川香(榮倉奈々)、鳥居小雪(大島優子)が、これまでの“タラレバ人生”を後悔し、2020年の東京五輪・パラリンピックまでに幸せをつかむことを目標に、恋に仕事に悪戦苦闘するという設定。
前回放送回では、倫子は哲朗(鈴木亮平)と交際をスタートさせるも、ある日哲朗の自宅での“夕食デート”に向かう途中、亡き妻の七回忌で義父から「娘のことは忘れて」と言われボロボロになったKEY(坂口健太郎)を公園で見つけ、倫子は哲朗に腹痛だと嘘をついてドタキャンし、KEYを自宅に泊めてしまうところまでが放送された。
続く今回放送回では、倫子はKEYへの恋愛感情に蓋をしたまま哲朗と交際を続け、ついに同棲する住居も決まる。しかし、倫子のKEYへの気持ちに気付いた哲朗は、突然倫子にこう切り出すのだ。
「この引越は中止にしましょう。最近なんだか、うまく笑えなくなってしまって。倫子さん、KEYくんのことが好き? ダメだよ、倫子さん、嘘はやめよう。気持ちに蓋をすることも、嘘と同じじゃないかな」
これを受け「私、早坂さんと一緒にいたいです」という倫子に対し、哲朗は続ける。
「でもやっぱり、それは無理だ。このまま倫子さんの気持ちに気付かないフリをしたまま付き合ってたら、うまくいかなくなったときに、きっと後悔する。僕はタラレバ男になりたくない」
つくづくダメなドラマ
このシーンを見て、つくづくこのドラマのダメさを実感するのである。そう、世の中のアラサー女子たちは、こんなにバカじゃないし、それが、同ドラマを見ていてしばしばバカにされている気分になってしまう理由だろう。