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睡眠中に尿意で目覚める人は病気のおそれ…「減塩」で排尿が改善する可能性

文=ヘルスプレス編集部
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頻尿の陰に「睡眠時無呼吸」の可能性も

 一方で、夜の頻尿にはいわゆる「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」が関連しているということも最近の研究で明らかにされている。同じく先月のEAU17で学会発表された。

 それによると、SASのなかでも、空気の通り道である上気道が狭くなり、呼吸が止まってしまう「閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)」タイプの患者を「持続陽圧呼吸療法(CPAP)」で治療すると、夜間の頻尿も改善される可能性があるという。

 CPAPとは、患者にマスクを装着して一定の気流を送り込むことで、睡眠中に気道がふさがるのを防ぐ治療法だ。

 今回は、CPAPを受けた256人を追跡調査。CPAPを始める前は、患者の69%が夜間に2回以上トイレのために起きていた。しかし、CPAP導入後、患者の65%が夜間の排尿回数が減少した。

 たとえば、一晩に2回トイレのために起きていた患者77人のうち32人(42%)は、治療を始めると朝まで寝られるようになった。

 専門家によると、睡眠時無呼吸と夜間頻尿は併発することが多い。つまり、腎臓や前立腺に問題のない人に夜間頻尿がある場合、睡眠時無呼吸が隠されている可能性がある。

「たかが夜のトイレ」と侮ったり、「歳だから仕方がない」と諦めたりすることなかれ。夜間の頻尿は、危険な病気のサインにもなりうるのだ。

 悩まされている人は生活習慣を見直し、必要に応じて医師の診断を受けて、改善していくようにしたい。
(文=ヘルスプレス編集部)

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