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クルマ運転中の事故防止に有効?死角には個人差、探し物を発見する能力にも影響

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「探しものを見つける」能力にも影響

 このような周辺視野の特性は、日常生活で探しものを見つける際の能力などにも影響する、とGreenwood氏らは指摘している。

 たとえば、テーブルの上にカギが置いてあったとしよう。そのカギが眼の焦点よりも左側にあり、その横に本や書類などが混在気味で置かれてある場合、発見できなくなる人がいる。

 ところが「左側の視野が強い人であれば、カギが本の横に置かれてあっても容易に見つけられるだろう」と、研究報告は述べている。

 この周辺視野は、感光細胞の50%程度しかつながっていない。視界は鋭さに欠け、解像度は低く、細かい判別能力は劣っている。しかしながら、ヒトの視野の90%以上をカバーし、動きに敏感な能力から危険を察知する点で優れている。

視野の特性を知って運転すべし

 こうした周辺視野の特性について理解しておくことは、クルマを運転する人々にも役立つだろうと報告は謳う。

 たとえば、車高の高いクルマを運転した場合、低いクルマと比べると歩行者や自転車の存在に気づきにくい。ましてや、いつも渋滞気味の都市部のように多くの視覚的混在物があれば、なおさら発見には困難さが増す。クルマの死角を考慮してみれば、背後にある人や物に気づくか/気づかないかにも周辺視野の個人差を自覚しているほうが事故防止につながるだろう。

 ところで「木を見て森を見ず」の関連語に、「熱心は悪しき召使いである」(Zeal is a bad servant.)という表現があるのをご存じだろうか。

 いかに右側の周辺視野に優れているドライバーとはいえ、左側だけではなく、右側にも十分に注意しないと思わぬ事故を起こしかねない。むしろ、「(過信からの)右側に気をつけろ」というべきかもしれない。
(文=ヘルスプレス編集部)

※ 初出/健康・医療情報でQOLを高める「ヘルスプレス」

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