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なぜ自民・公明党の「ニコニコ超会議離れ」鮮明?多額費用でも選挙に効果なし?

文=小川裕夫/フリーランスライター
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 安倍首相はゴールデンウィーク前にロシアとイギリスを訪問。外遊中という理由からスケジュール的に来場が難しかった。とはいえ、4月30日の朝には帰国しているので、スケジュールをやりくりすれば会場に足を運ぶことは可能だった。実際、14年は道中で公用車が事故に遭うというアクシデントに見舞われながらも、会場には時間通りに足を運んでいる。

 そんな力の入っていない自民党ブースで一人気を吐いていたのが、国民的人気が高い小泉進次郎議員だった。安倍首相や大物議員の代打として会場に顔を出した小泉議員は、持ち前のキャラクターと軽妙なトークで会場を沸かせた。そのほか、TPP担当大臣だった甘利明議員、元経産大臣の茂木敏充元議員などが来場したものの、現役閣僚は姿を現さなかった。

 ニコ超離れを起こしているのは自民党だけではない。公明党に至っては山口那津男代表や石井啓一国土交通大臣といった、数少ない顔の知られた議員が来場していない。公明党ブースに足を運んだ議員は何人かいたが、それなりに有名だったのは斉藤鉄夫元環境大臣ぐらい。公明党は、党のマスコットキャラクター「コメ助」のPRを熱心にしていたが、米を模したゆるキャラのため、まるでJAのブースと見間違えてしまうかのような光景だった。

 人気凋落中の民進党は、「VR蓮舫」という話題性抜群の秘密兵器を繰り出したこともあって多くの行列ができていた。自民党と同様にニコ動と相性がいいといわれてきた共産党は、出展すらしていない。そのほか日本維新の会、自由党、社会民主党・日本のこころなども出展していなかった。

費用対効果

 なぜ、政党はニコ超から距離を置き始めているのか。ある政党の政策秘書は、こう話す。

「無党派層を取り込むことは大事ですが、ニコ超で政党ブースに足を運ぶ人たちが、どれほど選挙に行くのか、そして票を投じてくれるのか疑問です。支持してくれなくても、興味を持ってくれるだけでもありがたいのですが、それも未知数。ニコ超の出展料は高額ですから、費用対効果を考慮すると、出展は見合わないというのが実情です」

 日本政界に多大な貢献をしてきたニコ動&ニコ超と政党との関係性は、転換期を迎えているのかもしれない。
(文=小川裕夫/フリーランスライター)

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