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永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報

民進党内で蓮舫代表解任の署名活動か…党分裂の協議も活発化、150億円の党資金分配か

文=神澤志万/国会議員秘書

 また、民進党の野田佳彦幹事長が実際に体験して、心理的動揺をほとんど示さない「A」判定を受けたことも報じられました。野田幹事長は「(叱責は)いつものことだから慣れてる」「(本当の国会では)かみ合う議論をしてほしい」とコメントしていました。

 実は、これにも“裏話”があります。事前の人気投票で1位となった4月初旬の時点では、VR蓮舫の構想は何も決まっていなかったのです。しかし、なぜか1位になってしまったのであわててコンテンツを考えた……というのが実態だそうです。

 そんな突貫作業でしたが、4月19日に行われた動画撮影では蓮舫代表はノリノリで、用意された台本にはなかったアドリブも飛び出したようです。もちろん、永田町では話題にもなりませんでしたが……。まぁ、野田幹事長のように、いつでも“生蓮舫”を見ていることに加え、そもそも求心力のない方なのでみんな関心がない、というのが正直なところでしょう。

「蓮舫代表では選挙戦えない」…民進党、分党か

 一方、小耳にはさんだところでは、先日、赤坂のある中華料理店で秘密会議が行われ、民進党の議員たちが分党のタイミングについて協議したそうです。

 どうやら、「次の解散総選挙は蓮舫代表では戦えない」という結論になったようです。150億円ほどある民進党の資金も「離党」では受け取れなくなりますが、「分党」であれば分けることができます。この会議では、「150億円をどう分配するか」というところまで詰めていたそうですから、かなりリアリティがあります。

 すでに民進党内で蓮舫代表を解任するための署名を集める動きもあるようで、民進党の議員たちは、自分たちの議席を守るため必死に知恵を絞っているようです。

 VR蓮舫は、ふだん政治に関心のない人たちが政治に参加するための入り口として民進党が企画・制作したもので、確かにゲームとしては人気を博しましたが、それで支持率が上がるかといえば疑問です。その前に、蓮舫代表から離れてしまっている議員や党員の心をまとめる努力をすべきではなかったか、というのが秘書たちの本音です。

 民進党の秘書たちは、「もし分党したら、今まで一緒にがんばってきた秘書仲間たちとも、敵対関係になってしまうかもしれない」と、とても心を痛めています。

 ボスたちの都合に左右されるというのは、どこにでもある話ではありますが、議員の方々は秘書たちがそばで支えていることを忘れずに、冷静な判断をしてほしいものです。
(文=神澤志万/国会議員秘書)

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