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任俠団体山口組・織田代表が雑誌に登場…「3つの山口組」や他の組員たちはどう見たのか?

文=沖田臥竜
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 まず冷ややかな反応をありありと見せたのは、“3つの山口組”以外の他団体某幹部だ。

「メディアを呼んで結成式をやったかと思うと、今度は週刊誌で単独インタビュー。まるでアイドルではないか」

 そう話し始めた某幹部は、冷然たる口調で話し続ける。

「なんでも、結成式後の記者会見の冒頭では任俠団体山口組幹部が、自分たちの話したことを一言一句、間違いないように記事にしてくれと記者陣に対して話したというではないか。ちゃんと書いてくれた所にはまた話すと。これを聞いて、世間様、カタギ衆はどう感じたと考えているのだろうか。私らヤクザは、暴力団だの反社など、これまでメディアに好き勝手に言われてきた。それは今に始まったことではないし、反論する気もしない。言いたい者には言わしておけというのが、ヤクザの美徳ではないのか。確かに末端の人間らに意思表示をわかりやすくしてあげるのは、大切なことかもしれないが、それでもそんなメディアを積極的に使うのはどうなんだろうか。みんなそう思ってるんじゃないか」

 さまざまな噂が錯綜し、組織の切り崩しも進む中、上層部の意向を末端の組員にわかりやすい形で伝えるのは重要なことだ。だが某幹部は、記者会見のあり方も含めて、任俠団体山口組としてのメディアとの付き合い方や距離感に違和感を持っているようだ。

「敵の敵は味方というように感じてしまう」

 次に、その動向に注目が集まる六代目山口組サイドはどのように見ているのか。傘下の主力団体の有力幹部数人に話を聞いたのだが、意外なことにこんな意見が多かった。

「敵の敵は味方というように感じてしまう」

 それと同時に、「まったく興味がない」という意見がおおむねをしめていた。2010年以降に全国で暴力団排除条例が施行されて以降、ヤクザは経済的に締め付けられ、一般的な生活環境を維持できないほど冷え上がってしまっている。他団体の動向云々ではないといったところなのだろうか。

 では、離脱された神戸山口組サイドは、どのような意見なのか。某三次団体組長は、あからさまに苦々しげにこう話した。

「井上親分(神戸山口組・井上邦雄組長)を冒涜する発言は、イコール神戸山口組を全否定しているのと同義語やないか。サイン事件(2016年9月5日、六代目山口組の定例会に向かうために、六代目山口組司忍組長がJR神戸駅に降り立った際、それを待ち構えていた神戸山口組系組員らが、嫌がらせ目的で、司組長一行に『サインください』と怒声混じりに詰め寄ろうとした事件)をあってはならないことと六代目サイドが言うのなら、それはそうやろう。しかし恥ずかしいことと言うのであれば、練り歩き(勢力を誇示するために徒党を組んで街中を歩くこと)しかり、ガラス割り(敵対事務所の破壊行為)しかりやないか。昔からガラス割りみたいな恥ずかしいことはするな、やるなら身体に入れてこい(敵対する組員の身体に銃弾を打ち込んでこいという意味)と教えられてきた。確かに法律が変わり昔のようにいかなくなったけどやな。それを言うなら、あれ(サイン事件)はあれで、現代に沿った戦略のひとつやないか」

 法律が改正され、現代における抗争の仕方、戦(いくさ)のやり方は変わった。この組長は、現実に対応することの重要さを指摘しているのだろう。

任俠団体山口組系組員の受け止め方

 最後に、任俠団体山口組系三次団体幹部にも話を聞いた。

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