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中村獅童も罹患、急増する肺がんの恐怖…咳や痰など風邪と似て発見遅れ、進行速く手術不可の場合も

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肺腺がんのステージとは?

 中村獅童の肺腺がんのステージ(進行度)は、最も低い1Aと報道されている。ステージ1Aは、どこにも転移はなく手術により回復することが十分期待される段階だ。ちなみに、肺腺がんのステージは以下の通りだ。

1A 期:3cm 以下の腫瘍で転移なし
1B 期:5cm 以下の腫瘍で転移なし
2A 期:1 番近いリンパ節転移のみで5cm 以下の腫瘍または、転移なしの7cm以下の腫瘍
2B 期:2A 期よりも同葉内転移、胸壁・心膜に浸潤など、なんらかの悪条件がひとつプラスの状態
3 期:肺を超えて周囲の臓器や組織まで広がりリンパ節への転移もある
4 期:肝臓や脳などの肺から遠い臓器や、肺の別の場所に転移が見られる状態

 一般的にステージ1 期、2 期では、手術でほぼ切除できるケースが多い。3 期では、手術・放射線治療・化学療法を組み合わせて治療を行うが、免疫力や合併症の有無などでも選択肢は変わる。4 期では、緩和ケアが中心となり、手術などの根治的治療、放射線治療を行うことはない。

肺腺がんは予防できるのか?

 先述したように、肺腺がんについてはほかの肺がんと異なり、喫煙との因果関係は薄いといわれている。しかし、リスク因子ではあり、また心筋梗塞などほかの病気のリスクにもなるため、喫煙は絶対に控えるべきである。肺腺がんだけに限っていえば、大気汚染物質やアスベストや砒素などの職業的暴露がリスクとなる。これらの粒子は小さいため、肺腺がんは肺の末梢(外側)に生じやすくなる。

 肺腺がんについても、ほかの疾患と同様に、野菜や果物などの定期的な摂取が確実な予防因子とされている。また同時に、適度な運動、ストレスをためないことなどが大切であるが、忘れてならないのは、岡本院長のコメントにあるように早期発見に対する意識である。初期段階の咳や痰が長く続くなどの症状がある方や、上記リスク物質に接触することが多い工場労働者などは、特に早めの受診がカギとなるだろう。中村獅童は、現在44歳。やはり40歳を過ぎたら定期的な検診を心がけたい。ともあれ、中村獅童の回復と1日も早い復帰を祈りたい。
(文=吉澤恵理/薬剤師)

取材協力 桶川みらいクリニック

吉澤恵理/薬剤師、アロマコーディネーター
1969年12月25日福島県生まれ。1992年東北薬科大学卒業。同大学で研究に従事。その後、福島県立医科大学薬理学講座助手として勤務するなかで臨床に興味が湧き、福島県公立岩瀬病院薬剤部勤務となる。その後、いくつかの病院・調剤薬局に勤務してキャリアを積み、現在は薬物乱用防止の啓蒙活動、心の問題などにも取り組んでいる。アロマコーディネーターの資格も有し、美容に関しての相談にも応需、好評を得ている。 医療、健康、美容、ダイエット、子育てなどをテーマにしたコラムは、多くのファンを持つ。プライベートでは、男3人、女1人の4人の子どもを持つシングルマザーである。

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