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長銀破綻とバブル崩壊、今明かされる真相…「失われた10年」を呼んだ一人のリゾート王

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高橋治則と田中角栄の類似点

「高橋氏は第二の田中角栄だった」との評があり、今もって、こう信じている向きも多い。

 田中角栄氏は首相在任中、日本のエネルギー確保のため、独自の資源外交を展開した。ロッキード事件によって田中氏が失脚したのは、石油メジャーと敵対した外交姿勢が米国の逆鱗に触れたためだという説がある。

 高橋氏が失脚したのも、それと同じ構図だ。ベトナムの石油開発に進出して、米メジャーに刺されたというのだ。ベトナム戦争の後遺症で、米国企業はベトナムには、直接、進出できなかった時代のこと。この隙をついて高橋氏はベトナムの石油利権に手を伸ばそうとした。高橋氏はバブルの代表選手として葬り去られたということになる。

 人の縁というのは不思議なものだ。

 高橋氏はホーチミン市沖で油田開発の掘削権と鉱区を手に入れた。彼はインタビューに答えて「究極の目標は資源開発だ」と本音を語ったことがある。高橋氏の事業のパートナーはアラビア石油(当時)だった。アラビア石油の社長は元通産事務次官の小長啓一氏で、田中氏の首相秘書官時代に『日本列島改造論』の原稿を書いたことで知られている。

 そういえば長銀も油田開発への融資には、ことのほか熱心だった。

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