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西澤真生「仕事がデキる人の栄養マネジメント」

ステーキよりご飯のほうが太りやすい?ダイエットでカロリー摂取抑制しても無意味?

文=西澤真生/ひめのともみクリニック 医師
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 つまり、食べ物を選ぶときには低カロリーのものを選ぶ人が多いですが、実は高カロリーのステーキ(たんぱく質)のほうがおにぎり(炭水化物)よりも太りにくいということです(ただし、ステーキにはご飯やパン、デザートをつけないようにしてください)。そして、インスリンの少ない状態が続けば、脂肪細胞はだんだん小さくなっていきます。

 ダイエットをするとき、カロリーを減らそうとすると、おなかがすいてしまって続きません。運動して痩せようとすると、運動の後に食欲が増して消費した分より多くのカロリーを摂ってしまいがちです。いわゆる「低糖質ダイエット」のメリットは、血糖値の急激な上昇や下降がないため空腹感が少ない点にもあります。つまり、カロリーではなくホルモンをコントロールすることが大切なのです。

遅い夕食ではおかずのみで主食を抜く工夫を

 ただし、自己流の糖質制限ダイエットは要注意! たとえば、よく例に挙げられるビールと唐揚げは低糖質ではありません。ステーキばかりや野菜と豆腐だけを食べる、などもやめましょう。

 昼食をコンビニエンスストアのおにぎりやサンドイッチ、ラーメンや丼もので済ませている人は、ぜひ定食に変えることをおすすめします。おかずをしっかり食べて、小鉢をひとつ足して、ご飯は最後にごくごく控えめに食べましょう。夕食を食べるのが遅いという人は、おかずだけを食べて主食(ご飯やパン)を抜くだけでも違います。また、寝る前のお菓子も我慢しましょう。

「インスリンを制する者は内臓脂肪を制する」

 あなたも、今日から内臓脂肪のコントロールに挑戦してみてはいかがでしょうか。
(文=西澤真生/ひめのともみクリニック 医師)

●西澤真生(にしざわ・まなみ)
略歴
東京大学医学部医学科卒業。東京大学附属病院分院4内科入局。
ボストンに3年間滞在後、細胞膜とタンパク質の研究およびクリニック勤務。

ひめのともみクリニック開院時より内科・栄養療法・栄養解析を担当、これまでに全国3000人以上のデータを解析し、オーソモレキュラー医学に基づいた糖質制限や栄養療法の普及に尽力している。

薬に頼らない医療を目指し、予防医療や病気の根本的な解決を目的に日々診療にあたっている。栄養療法を応用し、幅広い知識と豊富な臨床経験に基づいた総合内科的見地からの的確な治療は、患者さんをはじめスタッフからも絶大な信頼を得ている。

糖質制限食を基本とした食事療法による糖尿病・メタボリックシンドロームの治療、機能性低血糖症、男女更年期症候群、副腎疲労症候群、アレルギー疾患、禁煙外来など。

西澤医師の診察予約をご希望の方は、「ひめのともみクリニックHP」をご覧ください。

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