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石原結實「医療の常識を疑え!病気にならないための生き方」

乳がんで逝去・小林麻央さん、初診の「しこりなので心配ない」信用を後悔…がんと食事

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食生活の欧米化

 がんという病気は、診断や治療が2~3カ月遅れても、生命の予後が大きく左右される代物ではない。がん細胞が体内に1個発生して医学的に発見できる最小の大きさ(直径0.5センチ=1グラム=がん細胞10億個)になるまで、10年から30年、平均約19年かかるとされている。

 1960年から9月は「がん征圧月間」と銘打って、官民あげてがんの予防、早期発見が叫ばれているし、がん検診を受ける人も年々増加しているのに、がん死者数は減る気配はない。それどころか、どんどん増加し、いまや年間のがん死者数は36万人を超えている。ちなみに75年のがん死者数は約13万人である。

 60年以降、日本人の食生活は、米・芋類の摂取が減少し、肉、卵、牛乳、バター、マヨネーズなどに代表される高脂肪食、いわゆる欧米食の摂取が増加してきた。それとともに日本人に多発していた胃がん、子宮がんは減少していき、欧米人に多い肺、大腸、乳、卵巣、子宮体、前立腺、すい臓、食道などのがんで亡くなる人が増えてきた。

 脂肪(コレステロール)からは卵巣のなかで女性ホルモンが、睾丸のなかで男性ホルモンが合成される。女性ホルモンの過剰は、乳がん、卵巣がん、子宮体がんの、男性ホルモンの過剰は、前立腺がんの発生を誘発する。

 よって今、30~50代の若い人たちに蔓延しているがん対策として、「早期発見」をするに越したことはないが、がんという病気を生物学的にみた場合、「早期発見」でも遅すぎるのである。

 がん診断はある日突然なされるが、「潜伏期間は約20年」もあるのだから、毎日の食生活で予防することがもっとも大切なのである。

食生活の改善の取り組み

「アメリカ人はがん、心筋梗塞、脳梗塞、肥満で悩む人が多く、医療費が国の財政を圧迫する」として1975年、アメリカ上院に「栄養改善委員会」が設けられ、医学者と栄養学者に全世界の栄養状態と疾病の発生状態を調べさせて、1977年に米国民に向けて発表されたのが、5,000ページにも及ぶ『Dietary Goals for the United States(米国の栄養目標)』である。

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