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東芝、非人道的リストラを元社員が告発…PCと仕事没収で延々「反省文書き」強制し解雇

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 原子力関連では、こんな質問もあった。

「法律違反を国が承認したことで、福島原発事故が起きました。その衝撃は世界に及び、ドイツは脱原発に舵を切り、WHの損失もその余波で生じたものです。東芝には、福島原発事故の責任はありません。WHの損失は国が賠償すべです」

「私たちの考えを代弁していただき、ありがとうございます。WHの問題については、誠心誠意、議論を交わしている最中でございます」と畠澤常務は答えた。

「反省文を書かされ解雇」

メモリー事業の売却に関する質問も、何名もの株主から上がる。

「優良な事業なのに、なぜ売るのか。高く売れるところから売っているんじゃないですか」

「研究開発や設備投資などへの投資が続けていけないことからの売却です」と綱川社長は答えた。

「売却先に韓国のSKハイニックスが入っているが、技術を得るというメリットがなければ、入らないのではないか」と技術流出を心配する株主もいた。

「SKハイニックスは米ベインキャピタルに融資するという関係です」と成毛康雄副社長は答えた。

 東芝のグループ会社に勤めていた株主からは、切実な訴えがあった。

「セクハラ、パワハラを受け、1年間、パソコンも仕事も取り上げられ、ずっと反省文を書かされ解雇されました。このことについて、きちんと回答してください」

「グループ会社の個別の事案であり、プライバシーにも関わることなので、回答は差し控えさせていただきます」と牛尾文昭専務は答えた。「上にものを言って解雇された人間を戻すことが、会社を強くするのではないか」と別の株主からの発言があった。牛尾専務は同様の答えを繰り返した。

「東芝はもはや三流以下の会社でしょう。それなのに役員が多すぎます。壇上に並んでるだけで発言もしないような役員はいらない。4分の1以下にしてもらいたい」という発言もあった。「執行役員人事委員会で、役員の選任は適正に行われています」と牛尾専務は答えた。

29名の質問を受けた後、議案の採決が行われる。第1号議案は、取締役9名選任の件。第2号議案は、社内カンパニーなどを、それぞれ東芝の完全子会社に吸収分割する、吸収分割契約承認の件。どちらも可決され、午後1時過ぎ、株主総会は閉会した。
(文=深笛義也/ライター)

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