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『おんな城主 直虎』、戦国の世で非武装平和思想?柳楽優弥演じる龍雲丸に批判殺到!

吉川織部/ドラマウォッチャー
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「裾ドン」も信頼関係の証?

 一方、表向きは対立しているふりをしながら、常に直虎の身を案じる政次(高橋一生)は今回も絶好調。絶体絶命のピンチを知略で乗り切った直虎に安堵したせいか、直虎と碁盤をはさむシーンでは頬杖をつき、これまで見せたことがないような気の抜けた表情を見せた。かと思えば、龍雲丸たちを気にかける直虎を「お前は一体どこの当主なのだ!」と一喝。極めつけは、なおも助言を聞かずに気賀へ向かおうとする直虎の打掛の裾を踏んずけた“床ドン”。眉間にしわを寄せ、目を細めて直虎を見つめたその表情は「こいつホント人の言うこと聞かねー」と言っているようでなかなか笑えた。

 こうした政次の行動に、「裾ドンは本当に無礼千万な所業だけど、迷いなくやれるのは、政次だけ。それくらい信頼関係が強い証拠を表すシーン」「いさめるのと心配なのと、行くなという懇願がこもったこの表情」「敬語から一転してお前呼び。直虎に遠慮なく欠点を指摘してくるのは子供時代から変わらない」など、直虎とのきずなの強さを感じる視聴者も多かった。その反対に、「おとわはどんどん領主らしく成長していくのに、政次の方が無理やり蓋をして閉じ込めていた鶴丸の部分をいつまでもくすぶらせて持て余しているように見える」「殿であり、大切な女性である人の裾をどーんって踏んずけて転ばすって… やっぱり幼なじみの直虎相手だと政次も子供っぽくなってしまうのかね」といった具合に、自分の気持ちを素直に出せない精神的な幼さが表れたのではないかとの声も聞かれた。

 いずれにしても、「直虎と政次の関係性」でここまで話を引っ張れるのは脚本と役者双方の力があってのことだろう。徳川家の重臣たちや武田信玄(松平健)など新キャストが続々と登場する後半にも大いに期待がかかる。
(文=吉川織部/ドラマウォッチャー)

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