ちなみに四谷大塚は06年、大手予備校・東進ハイスクールを運営するナガセの傘下となっている。また、ナガセは早稲田アカデミーの株式も18.1%所有する筆頭株主だ。グループ企業とはいえないものの、ナガセを介して四谷大塚と早稲田アカデミーに強い接点が存在することは間違いない。

 SAPIXと早稲田アカデミーは、多様なコース・クラスを用意しているが、この2社は難関中学対策を主軸に据え、それをブランド化しているといえそうだ。

授業は「私語の無い緊張感」

 早稲田アカデミーの象徴は、芦田も通ったといわれる「特別校舎ExiV」だろう。渋谷、西日暮里、御茶ノ水、たまプラーザ、新宿の5校しかなく、同社の公式サイトには「早稲アカが総力を結集して創った難関中高受験専門塾」と力の入った紹介が行われている。クラスは学力別で、平均15人前後。同社が誇る「エキスパート講師」が進路や家庭学習の指導にも責任を持つとし、授業は「私語の無い緊張感」を徹底させているという。

 とはいえ、早稲田アカデミーExiVに通えば自動的に成績が上がり、有名・難関中学に合格できるわけではない。

「大手4社はカリキュラムがしっかりしていますし、模試も受験者が多いので全体の順位を容易に把握できます。しかしクラス数が多く、一人ひとりに目が届きにくいという欠点もあります。率直に言って、成績下位のクラスだと単なる“お客さん”になりかねません。成績でクラスが上がったり下がったりしても動じず、競争心を燃やすガッツのあるお子さんに向いているでしょう」

 ちなみに今回、早稲田アカデミーに対して取材を申し入れたところ、芦田の所属事務所から「取材主旨など拝見させて頂きましたが発信するタイミングなど総合的に鑑みて、今回は見送らせて頂きます」との回答が寄せられた。

 このため、芦田が早稲田アカデミーに通っていたのかどうかは確認できなかったが、中曽根氏は次のように言う。

「早稲田アカデミーは柔軟なカリキュラムがセールスポイントのひとつです。芦田さんが自宅勉強を中心に据え、通塾は補助的なものにした可能性もあります。そのあたりに、非公表にしている原因があるのかもしれません」

 多くの親が、芦田の「合格体験記」を読みたいと思っているだろう。
(文=編集部)

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