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片山修のずだぶくろトップインタビュー 第9回 浜田宏氏(アルヒ代表取締役会長兼社長)

住宅ローン申請の膨大な手間も軽減…家を買うプロセス全部を「ラクにする」企業が話題

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 それから、たとえば運転免許証の写真を撮って送るだけで、お金をお貸しできるかどうかの簡易診断のほか、年収や探している物件の情報を入力したら、物件、ローンの組み方、現在の家賃との比較など、いろんな情報を提示できるとか、とにかく便利にしたいですね。

片山 ウェブの使い方に関しては、浜田さんはもともと専門ですから、発想が違いますよね。

浜田 20年前のインターネット黎明期から、その分野で仕事をしていますからね。

片山 AIが、自分のマンションの査定、物件紹介、ローンの提案まで全部してくれて、審査も自動になればいいですね。

浜田 そこまでいきたいですね。まだ道のりは長いですけど。

片山 あと1、2年でそうなりますかね。

浜田 お金と人をかければ実現できるでしょう。現在のペースなら、1年後にはかなりのところまでいくんじゃないですか。

門外漢だからできる改革

片山 浜田さんは、アルヒで従来の金融機関の枠をはみ出すようなことに挑戦を続けていらっしゃいます。なぜ、リスクテイクして新しい挑戦ができるんですか。

浜田 私は金融マンじゃありませんからね。

片山 なるほど。グローバルなハイテク業界から、超ドメスティックな金融業界にきてみて、いかがですか。

浜田 IT企業の感覚でこの業界に入ると、その違いに驚きましたね。金融業界は、一般論として日銀、メガバンク、地銀、第二地銀、信用金庫、信用組合、その下にノンバンクという“序列”が残っているといわれています。

片山 金融業界は、いまだに過当競争を避けようとする「右に倣え」の世界ですからね。

浜田 ハイテクの世界の凄まじさに比べたら、「どうなんだろう」と感じることが多々あったのも事実です。関係省庁とのコミュニケーションもしっかり取る必要がありますし。

片山 おっしゃる通りです。

浜田 当時はこの会社も、「われわれは金融機関です」といって、18時には電話を切って、土日は仕事をしなかった。「君たち、何を言ってんの」と言いましたよ。われわれは、お客さまが一生に一度か二度の家を買うために、数千万円のお金を用立てする、そのお手伝いをしているんです。お客さまが家を見にいくのは、たいてい土日でしょう。お客さまは、書類を取りに平日昼間に何度も役所や金融機関に足を運ぶことはできないわけですよ。動けるのは、週末と夜だけ。そういった発想すらなかった。

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