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片田珠美「精神科女医のたわごと」

松居一代さんの状態を精神科医が分析…「ひたすら闘争する好訴者」「見捨てられ不安」の可能性

文=片田珠美/精神科医

 女優の松居一代が、夫で俳優の船越英一郎への攻撃の手を緩めない――。

 松居は動画サイト「YouTube」に自身が登場する動画をアップし、船越が不倫をしていたなどと主張していたが、13日にはその相手として脚本家の大宮エリーの名前を挙げ、大宮が事務所のHP上で否定する事態に発展。さらに松居の批判の矛先は船越が所属する大手芸能事務所、ホリプロにまで向けられている。

 その松居の「独占手記」が20日発売の「週刊新潮」(新潮社/7月27日号)に掲載され、話題を呼んでいるが、松居は先月には自身のブログで「1年5ヶ月も尾行され続けているの」「4月21日の夜から 旅立つ準備をしていました」などと綴っているため、松居自身の状態を心配する声も相次いでいる。

 たとえば、演出家のテリー伊藤は6日放送の『ビビット』(TBS系)内で、「かなり松居さん自身が、精神的なバランスを崩している部分がたくさんあると思うのね」と推察。さらに「心の部分で傷ついているんでしたら、第三者の専門家の方の相談を受けたほうが健康的な感じがします」と発言している。

 そんな松居の現在の状態について、前出「新潮」の独占手記内容を元に、精神科医の片田珠美氏に解説してもらった。

強い復讐願望

 松居一代さんの独占手記を一読し、精神科医として感じたのは、夫の船越さんに対する強い復讐願望である。自宅で発見した女優からの手紙、糖尿病によるED、カツラ着用、「自毛植毛」などを暴露したのは、船越さんの評判を地に落とし、イメージダウンを図りたいからだろう。

 このような復讐願望は、「YouTube」で船越さんの不倫を告発する動画を公開し、「バイアグラ男」と罵倒したことにも表れている。また、自身のブログに「今日も正しい要望をNHK様に、頼みますよ」「今、すぐに、司会者を変えていただこう」「あたしたちは、受信料を払っていることを忘れないように」などと書き連ね、船越さんが出演しているNHKの番組に対して抗議の電話を入れてほしいという願望をにおわせたのも、復讐願望によると考えられる。

 さらに、今年4月に二度も自殺騒動を起こし、船越さんの別宅マンションの玄関に「私の死に場所はここだと思い開けました」とマジックで書いた紙を置いたのも、復讐願望ゆえのふるまいである可能性が高い。

片田珠美/精神科医

片田珠美/精神科医

広島県生まれ。精神科医。大阪大学医学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。人間・環境学博士(京都大学)。フランス政府給費留学生としてパリ第8大学精神分析学部でラカン派の精神分析を学ぶ。DEA(専門研究課程修了証書)取得。パリ第8大学博士課程中退。京都大学非常勤講師(2003年度~2016年度)。精神科医として臨床に携わり、臨床経験にもとづいて、犯罪心理や心の病の構造を分析。社会問題にも目を向け、社会の根底に潜む構造的な問題を精神分析学的視点から分析。

Twitter:@tamamineko

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