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片田珠美「精神科女医のたわごと」

松居一代さんの状態を精神科医が分析…「ひたすら闘争する好訴者」「見捨てられ不安」の可能性

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嫉妬の根底に潜む「見捨てられ不安」


 松居さんが夫に対して復讐の炎を燃やすのは、強い怒りのせいだと考えられる。古代ローマの哲学者、セネカが見抜いているように「怒りとは、不正に対して復讐することへの欲望」にほかならないからである。

 松居さんが「不正」と感じているのは、夫の不倫だろう。もっとも、松居さんが船越さんと不倫関係にあると主張しているハワイ在住の“親友”の女性は、「事実ではない」と否定し、ハワイ地裁に訴えを起こした。また、船越さんとの深い関係を疑わせるような手紙を出していたと暴露された脚本家の大宮エリーさんも、「事実誤認」だとするコメントを事務所のHP上で発表している。

 したがって、松居さんが告発している「不正」は、必ずしも事実に基づいているわけではないという疑いを払拭しきれない。というのも、シェイクスピアの悲劇『オセロウ』に「嫉妬をする人はわけがあるから疑うんじゃないんです。疑い深いから疑うんです」という台詞があるが、これは松居さんに当てはまるようにみえるからだ。

 医師の見地からみると、松居さんが嫉妬深いのは、疑い深いだけでなく、「自分は見捨てられてしまうのではないか」という「見捨てられ不安」が強いせいでもあるように思われる。見捨てられ不安が強いと、見捨てられることを避けようとして、なりふりかまわぬ努力をする。それがプラスに出たのが、船越さんの出演するドラマのスタッフには礼状を欠かさなかったなどの内助の功である。逆に、マイナスに出たのが、公私にわたって束縛し、些細なことを即座に浮気と結びつけて激昂したことだろう。

理想化とこきおろし


 見捨てられ不安が強い人は、自分が見捨てられたと感じたとたん、激しい怒りにさいなまれ、自己制御できなくなる。医師としての長年の臨床経験から申し上げると、松居さんの場合も、船越さんが裁判所に離婚調停を申し立てたことによって、それまで胸中に抱いていた見捨てられ不安が現実のものになったと痛感したからこそ、歯止めがきかなくなったようにみえる。

 その結果、怒りと復讐願望に火がつき、ブログ、動画、週刊誌などで怒濤の告発が始まった。そして、それまでは理想化していた船越さんをこきおろすようになったわけだが、このように理想化とこきおろしの両極端の間を揺れ動く人は、他の相手に対しても同じパターンを繰り返すことが多く、精神医学では「反復強迫」と呼ぶ。

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