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宇多川久美子「薬剤師が教える薬のリスク」

日焼け止め、その強力な毒性…皮膚がんの恐れ、精子減少や脳への悪影響が動物実験で判明

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ビタミンDの欠乏を招く

 大阪樟蔭女子大などの研究チームの調査で「20代の女性が週3回以上日焼け止めを使った場合、血中のビタミンD濃度が常に欠乏状態になっていた」ということが明らかになりました。

 ビタミンDは紫外線を浴びることによって体内でつくられ、骨の形成や免疫機能にかかわっています。不足すると、骨粗しょう症などの発症リスクが高くなります。厚生労働省によると、骨や健康を保つビタミンDの血中濃度の基準は1ミリリットルあたり20ナノグラム(ナノは10億分の1)以上で、それを下回る場合は欠乏状態とされています。

 このことは、紫外線を防ぐオゾン層の破壊が問題となり、皮膚がんやシミ予防のための紫外線対策が普及したこととも関連が深く、1980年代の女性と比較した結果、血中のビタミンD濃度は、通年でかなり低下していたこともわかりました。

 紫外線による皮膚がん発症のリスクもありますが、紫外線を浴びることは最も重要なビタミンD源となります。ビタミンDは、10種類以上のがん、多発性硬化症、骨粗鬆症、その他多くの重大な病気のリスク低減に関係していることがわかっています。

 厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2010年版)」では、成人について1日のビタミンDの摂取目安量として、最低5.5マイクログラム、上限50マイクログラムを推奨しています。

 日本では、かつてはビタミンDが豊富な魚介類の摂取や積極的な日光浴により、ビタミンDは十分供給されていたと考えられます。それが最近では、乳幼児・妊婦・若年女性・寝たきり高齢者等を中心にビタミンD不足が指摘されています。

 紫外線吸収剤も紫外線散乱剤も、どんどん微粒子化され、肌の奥まで浸透してしまいます。また、肌の露出が増えれば増えるほど日焼け止めを広範囲に塗ることになるので、全身から経皮吸収され体内に蓄積します。日焼け止めを食べようとは思わないでしょうが、食べたのと同じように吸収されてしまうのです。その毒性は計り知れません。

 そのほかにも、夏の炎天下で使用することも多いことから、雑菌の繁殖や、変質、日焼け止めを落とすために界面活性剤を大量に含んだ強力なクレンジングの使用による肌へのダメージなども考えられます。

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