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色・音・光、病気や怪我に治療効果…エセ科学か正統医療か?すでに医療現場で広く普及

文=水守啓/サイエンスライター
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音と光の関係性と客観的な診断法

 
 だが、実際のところ、今から三十数年以上前に患者が抱える問題の波長(周波数)を客観的に見つけ出す方法は存在していた。それは、色ではないが、音の周波数を利用した方法で、バイオアコースティックと呼ばれる。人の声を録音し、縦軸に音圧、横軸を周波数としてグラフ化すると、健康な場合、グラフはほぼ水平で滑らかな曲線となる。一方、病気や怪我を抱える人の場合、特定の周波数において欠損個所が現れ、乱れるのである。普通の人はそんな人の声を聞いただけでは、欠損個所の周波数はわからない。

正常な女性のボイス・スペクトル

 だが、米オハイオ州のシャリー・エドワーズ氏は、生まれ持った特殊な聴力を持ち、聞こえない特定周波数の音がわかるだけでなく、自らその音を発して相手に聞かせることができる。そして、その音を聞かせると、相手の病気や怪我が癒されるという体験をしたのである。つまり、結果的に色彩療法で確認されたように、問題とされる周波数(波長)と同じ周波数(波長)の音を聞かせることで治癒効果を得たのである。エドワーズ氏の特殊能力はアメリカ軍を含め、多くの医療関係者によって研究・実証され、彼女が開発したバイオアコースティックは今や、代替療法から抜け出て、正統医学に組み込まれつつある。

シャリー・エドワーズ氏

 バイオアコースティックにおいては、問題の周波数をピンポイントで発見でき、その周波数に対応した治療音を聞かせることで治療が行われる。だが、実は病気や怪我を抱える人の声の周波数においては、音圧が落ち込む欠損個所だけでなく、逆に音圧が盛り上がる箇所も認められる。そのような乱れを修復するには、色相環による補色の関係が参考となる。色相環において、相対する2つの色は反対の性質を持ち、混ぜ合わせると無彩色(灰色)となる。つまり、互いにその性質を打ち消すことになるのだ。

 色は赤(波長760nm程度)から紫(波長380nm程度)までの可視光線で1オクターブ分を色相環として、円環状に並べることができる。音に関しても、可聴範囲の20~20,000Hzで11オクターブあるが、1オクターブごとにいわば螺旋階段を11周して昇っていくようなものである。色と音の対応関係はすでに具体的にわかっているのである。

 音は、色以上に立体的な高低差を持つが、色相環における補色関係と同様に、周波数のバランスを図ることで健康に寄与する。また、音においても、近赤外線のように炎症を抑えたり、免疫力を高める特定周波数帯域がある。音を利用する利点は、周波数を細かく数値化できることにあり、たとえば0.02Hzずれるだけで治癒効果が現れないケースもある。

細菌等に対抗し得る種類の音も

 さらに、注目すべきことに、細菌、真菌、ウィルス等に対抗し得る種類の音(周波数)も存在する。万物は固有の音(周波数)を発していて、エドワーズ氏はそれを実際に聞きとることができるというが、たとえば、ペニシリンで効果が期待できる患者の場合、ペニシリンと同じ周波数の音を聞かせても、実際にペニシリンを服用させても、ほぼ同じ効果が得られるのである。

 色においては、可視光線という狭い帯域の電磁波に限られるため、イメージしにくいが、音の場合は何オクターブにもわたって我々は聞くことが可能である。「ド」の音は、数オクターブ低いものでも、数オクターブ高いものでも、同じ「ド」としての性質を持つ。音においては、周波数が低いほうが治癒効果が高く、実際のところ、声の周波数よりも数オクターブ下の脳波の帯域が治療音として選ばれる。もちろん、それは意図的に脳波と同調させるためである。そのため、脳からの信号で怪我などによる痛みを抱える患者に対しては、即座に効果が現れる。

 このような診断と音の処方は、エドワーズ氏だけでなく、有資格者であれば、誰でも分析可能で、その結果を客観的に評価できる。これが意味することは大きい。特殊な能力や、Oリングテストで要求されるような、熟練度が診断結果を左右することはないからである。

 今や、膨大なデータベースが存在するため、問題となる周波数さえわかれば、患者がどのような病気や怪我を負っているのかは診断できる。また、既存の薬剤が発する周波数もわかっているため、問題とされる周波数と一致するものがあれば、その薬が確実に効果を発揮しうるかを事前評価できるだけでなく、その薬剤を服用せずに同じ周波数の音(オクターブでは下の音)を聞くという選択肢も得られるようになりつつある。

 このように考えると、実のところ薬は成分で効くのではなく、それが生み出す波動で効いていることがわかる。だが現状、民間療法においては、不調の原因となる周波数の特定に個人差が反映する傾向があるだけでなく、その結果を受けて、実にさまざまな施術が行われることから、その効果も千差万別である。そんなこともあり、正統医学からすると、いわゆる波動医学は疑似科学として切り捨てたい分野ではありながらも、光線療法だけでなく、バイオアコースティックのように、客観的に認めざるを得ない技術も普及しつつあり、ジレンマを抱えているといえるのかもしれない。
(文=水守啓/サイエンスライター)

【水守 啓(ケイ・ミズモリ)】
「自然との同調」を手掛かりに神秘現象の解明に取り組むナチュラリスト、サイエンスライター、代替科学研究家。 現在は、千葉県房総半島の里山で農作業を通じて自然と触れ合う中、研究・執筆・講演活動等を行っている。著書に『ついに反重力の謎が解けた!』、『底なしの闇の[癌ビジネス]』(共にヒカルランド)、『超不都合な科学的真実』、『超不都合な科学的真実 [長寿の秘密/失われた古代文明]編』、『宇宙エネルギーがここに隠されていた』(共に徳間書店)、 『リバース・スピーチ』(学研プラス)、『聖蛙の使者KEROMIとの対話』(明窓出版)などがある。
ホームページ: http://www.keimizumori.com/ 

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