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安倍政権の化けの皮が剥がれ始めた…新党結成、政権交代の可能性

構成=長井雄一朗/ライター
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――本来は、若狭議員のような反対意見を取り込むという点も、自民党の魅力のひとつだったはずですが。

若狭 私もそう思います。しかし、「都議選で都民ファーストの会を応援したら除名する」と言われたため、自ら進退伺いを出し、離党届を提出しました。

 実は、その際、自民党の何人かから「よく考えたほうがいい」「今出ていくのは自殺行為だ」と慰留されました。小池都知事の人気が下がっているという調査データも渡されました。孟子の言葉に「千万人といえども我行かん」というものがありますが、私は逆に「だからこそ、私が応援に行かなければならない」と決意を新たにしました。

 最初は、「都民ファーストの会」と言われても、ピンと来ない方が多かったと思います。しかし、日増しに勢いが強くなりました。

 また、自民党は都議選に関して「最後の1週間でオウンゴールがあったから負けた」と考えているようですが、その見立ては間違いです。1週間前のあるマスメディアの期日前の出口調査では「都民ファーストの会は48議席がいける」という結果が出ており、そのとき自民党は39議席でした。しかし、その後の自民党の自爆行為により、自民党はさらに予想議席数を減らしました。もっとも、その減らした票は、共産党と民進党の各候補者に流れたと読んでいます。

 都民の方々に「古い議会から新しい議会へ」というメッセージを理解していただき、「利権都議会」「忖度都議会」についての反発もあった。これは、都知事選、千代田区長選挙、都議選に通底する一貫した流れです。同様に「利権国会」「忖度国会」に反発する方々には、「古い国政を新しく」という思想を理解していただけると思っています。

カギは公明党?新党結成、一気に政権交代も

――安倍内閣の支持率は下がっていますが、「タイミングを見計らって、解散総選挙という“伝家の宝刀”を抜く」との見方もありますが。

若狭 小池都知事は都政に専念するため、仮に新党を設立しても代表になることはないと思います。マスコミは「都民ファーストの会が、いよいよ国政に進出か」と書きたいのでしょうが、それはないでしょう。

 新党の設立について、小池都知事からは「任せます」いう言葉をいただいています。そこで今、考えをめぐらせているところです。現職の国会議員が5人集まれば政党要件を満たすことができますから、政策で一致すれば仲間とともに新党をつくる可能性はあります。

 早ければ今年中、遅くても来年9月の自民党総裁選挙直後に衆院選があるのではないか、と考えています。そこで、仮に新党が一定数の議席を得て国会での発言権を獲得、さらにその次の衆院選で大勝することができれば、政権交代可能な二大政党に成長していく可能性があると思っております。

 今、国民の方々にとっては政治の選択肢が乏しいことが不幸であり、同時に失礼だと思います。政権の選択を明示することは、政治家としての責任です。

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