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池内ひろ美「男と女の問題を斬る」

不倫疑惑の今井絵理子議員、「一線を越えていた」可能性…本人にジャッジの資格なし

文=池内ひろ美/家族問題評論家、八洲学園大学教授
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裁く権利があるのは橋本市議の妻

 さて。世の中の妻たちにとって、夫が「一線を越えた」と感じるのはどんなときでしょう。人それぞれのため明確な定義はありませんが、たとえば異性と2人きりで食事をしたとき、たとえそれが喫茶でも、妻への裏切りだとする人もいます。あるいはキスしたとき、少しお酒に酔うとキスをする癖のある人やキス文化のある欧米人以外は、浮気をしたとカウントされる可能性は高いですよね。

 または、既婚者の場合は男性ではなく女性が行うことが多いようですが、異性を部屋に招き入れたとき。過去には角界の元女将や俳優の妻などの例が世間を賑わせました。

 さらに、セックスすれば「一線を越える」ものですが、主観的な恋愛と異なり、既婚者の婚外セックスを問うためには客観的な証拠が必要です。不倫している当人は認めないため、彼らの首根っこを押さえることのできる具体的な証拠が必要です。

 逆に、異性とのセックスやセクハラがあっても、妻が不問に付す場合もあります。第42代アメリカ大統領ビル・クリントンが、24歳のホワイトハウス実習生のモニカ・ルインスキーとの「不適切な関係」が発覚し、彼女が「大統領はセックスのソウルメイト」などと表現しても、妻ヒラリーは「夫の行為を好ましく思っていないが、あくまでもプライベートな問題」とナイス・アシストし大統領を守りました。さすがというか、大学生時代に「私はボーイフレンドをアメリカ合衆国大統領にする」と友人たちに宣言したヒラリーは、腹のくくり方が違うということでしょう。

 いずれにしても、今井議員と橋本市議を裁くことができるのは、橋本市議の妻とともに、彼らに裏切られたと感じた有権者でもあります。
(文=池内ひろ美/家族問題評論家、八洲学園大学教授)

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