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高橋暁子「ITなんかに負けない」

LINEやインスタなどのSNS、またトラブルで辟易…実は簡単に回避できる方法

文=高橋暁子/ITジャーナリスト
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 SNSはFacebookでもInstagramでも、ちょっと盛ったリア充投稿をする場だ。しかしそれゆえに、他人の幸せそうな投稿を見ることによって落ち込む人が後を絶たない。また、友だちの数、「いいね」やRT、コメントなどの数が見えるため、自分と他人が比較しやすく、劣等感を刺激しやすい点も問題につながっている。

SNSはリアルの補完ツール

 SNSはこのようにトラブルが起きやすい側面がある。しかしその一方で、交友関係が広がったり、有用な情報が得られたりなど、うまく使えばとてもいいツールとなる。

 まず前提として、SNSごとの特徴とトラブルのパターンを知り、適切な付き合い方を身に付けよう。あらかじめ知っておけば、トラブルを避ける方法はそれほど難しいわけではない。SNSはリアルの補完ツールであり、SNSだけでコミュニケーションしようとしないことが大切だ。対面でのコミュニケーションをメインにして、SNSは補助的に使えば問題は起こりづらくなる。

 たとえば既読スルーを嫌う人は、返事がないことで自分が嫌われている、相手が怒っていると感じてしまって怒りだすものだ。そこで、「返事が遅いけどごめんね。なるべくその日中に返事するね」などとあらかじめ断っておけば、嫌われたり怒られたりしているのではないとわかって問題にはなりづらくなるのだ。

 相手がそのSNSをどのような使い方をしているのかは、リアルに対面したときに聞いておこう。相手との人間関係ができていれば、返事が遅いくらいでは問題は起きないし、相手に迷惑になる頻度や時間帯に送ったりもしなくなるだろう。

 一億総SNS時代となって久しい。しかし、SNSはあくまでリアルの生活を充実させるための補助的なツールだ。SNSに使われるのではなく、うまく使いこなすようにしていきたい。
(文=高橋暁子/ITジャーナリスト)

高橋暁子/ITジャーナリスト・成蹊大学客員教授

高橋暁子/ITジャーナリスト・成蹊大学客員教授

書籍、雑誌、Webメディアなどの記 事の執筆、企業などのコンサルタント、講演、セミナーなどを手がける。 SNSなどのウェブサービスや、情報リテラシー教育などが専門。元小学校教員。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎) など著作多数。NHK『あさイチ』『クローズアップ現代+』などメディア出演多数。令和 三年度教育出版中学国語教科書にコラム掲載中。


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