名古屋の伏見地下街がヤバイ&熱い!瀕死状態から奇跡の復活、誕生から60年目の大変貌の画像2

―─どのような取り組みを行ったのですか。

岡田 物件を使いたい方に地下街の紹介を行い、1店1店空店舗を減らしました。それと一番わかりやすいのは開場時間でしょうか。もともと、伏見地下街は20時半には閉まっていたのですが、それを23時まで開けることにしました。伏見は金融関係の会社が多く集まったビジネス街ですので、十分に集客は可能だと考えたのです。

 ほかには「あいちトリエンナーレ」への展示会場の提供もそうですが、所有するスペースで展覧会やイベントを開催するなど、多くの人が集まることのできる企画に力を入れています。地下街の掲示板は誰が使ってもいいようにしましたし、組合に許可をもらえば、通路でパフォーマンスをすることも、物を売ることもできます。

 夜間の店が閉まっている時間に、パフォーマーさんたちが自由に動画配信する場なんていうのもおもしろいですよね。実際、地下街が休みの日にシャッターを空けて、地下街全体を使ってトークイベントを行ったこともあります。とにかく人が集まれる、楽しいことを実践していこうと考えているんです。

今後の展望と課題

―─そのようなアイデアを一つひとつ積み上げたことで変革できたのですね。

岡田 立地や周辺環境といったポテンシャルはありました。あとは、人が集まりたいと思える場所づくりのお手伝いを、できる範囲で行ってきた結果です。私自身、別に商店街運営のプロというわけではありません。伏見地下街と出合って初めて運営に携わりました。ただ、色々とおもしろい使い方ができるのではないかと考えて提案していきました。

―─新しい取り組みをどんどん進めるなかで、組合での反対意見など問題はなかったのですか。

岡田 反対といいますか、不安の声はやはりありました。23時まで開ければ、電気代や警備員への支払いなど費用は増えます。本当に人が集まるのだろうかという不安です。

 しかし、組合全体で「現状をなんとか変えなくては」という問題意識は持っていました。そして最終的に、ポジティブな案だと可決されました。もちろん提案者として、出費が増えるのでは運営に無理が生じるので、新電力への切り替えを提案して、浮いた費用で人を呼ぶためのイベントを企画するなどの工夫はしています。現在は広告や観光関連の事業にも可能性を感じています。

―─少しずつ変えていった結果が、成功につながったといえますね。

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