「清宮から5打席連続三振、翌春のセンバツでは安田からも3三振を奪った櫻井周斗(日大三)をはじめ、春のセンバツ優勝投手で夏の甲子園でも活躍した徳山壮磨(大阪桐蔭)といった選手の評価が高いようです。秀岳館の投手陣を支えた田浦文丸と川端健斗、夏の甲子園では初戦敗退ながらも木更津総合の大型投手・山下輝、また、チームの躍進に引っ張られるかたちで評価を高めた平元銀次郎(広陵)など、左腕に将来性のある高校生の好投手がいるのが今年の特徴。ただ、彼らが皆プロ志望というわけではありませんから、今後の情勢は読みづらいです」

 9月1日からは、近年では2年に1度、AAAアジア野球選手権と交互に行われている「WBSC U-18ワールドカップ」が開催される。清宮や中村といった注目選手がU18 日本代表として選ばれた影響か、テレビ朝日系でスーパーラウンド(2次リーグ)第2戦から決勝までの3試合を全国ネットで、オープニングラウンド(1次リーグ)5試合とスーパーラウンド第1戦は「BS朝日」で、そしてインターネットテレビ局「AbemaTV」も日本戦全試合を中継予定となっている。大会の見どころも聞いてみた。

「まだ大会名称が『AAA世界野球選手権』だった12年の第25回大会で大谷翔平(日本ハム)、藤浪晋太郎(阪神)のコンビが、13年の第26回大会では、松井裕樹(楽天)をエース格にして、田口麗斗(巨人)、山岡泰輔(オリックス)の投手陣に森友哉(西武)、若月健矢(オリックス)、そして一昨年の『2015 WBSC U-18』にはオコエ瑠偉(楽天)や、当時1年生だった清宮がジャパンのメンバーとして活躍した姿が記憶に新しいと思います。

 ただ、それだけのメンバーが揃いながら日本はまだ優勝したことがないんです。技術力や試合運びの巧みさでは上回っていても、海外のチームのフィジカルに圧されてしまうことが多い。今年の大会ではフィジカル面で圧倒されない策を講じつつ、従来からのバントや走塁、堅守など、細かい野球をミックスするスタイルで臨むと代表監督の小枝守氏が意気込んでいますので、力負けすることなく、それでいて日本の特徴を生かした野球ができるかどうか? そのあたりが注目ポイントでしょう。大会では木製バットを使用しますから、各打者の対応力も地味に注目したいですね」
(文=編集部)

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