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“陣痛を経て母親になる”という無意味な精神論が、無痛分娩の普及を阻み、事故を招いている。

正解のないWEBマガジン~wezzyより】

陣痛を経て母親になるという無意味な精神論が、無痛分娩の普及を阻み、事故を招いている。の画像1Photo by Kelly Sue DeConnick from Flickr

 テレビドラマの陣痛シーンを見るたび、「こんな目に遭うくらいなら、子どもなんていらない」と思っていた私が出産できたのは、ひとえに無痛分娩のおかげである。

 病院によっては、出産直前だけ麻酔を使うところや、あえて「出産する感覚」を残すところもあるらしいが、陣痛に対する思い入れなど微塵もない私は、陣痛が始まるや否や麻酔を入れてもらい、一切痛い目に遭わずに済んだ。とても満足だったので、女性誌の取材でも無痛分娩を勧め、近しい人たちにも勧めてきた。

 ところが、今春からにわかに無痛分娩を危険視する報道が相次ぎ、無痛分娩を希望していた妊婦が急遽、普通(?)分娩へと予定を変更するということが起きているらしい。

 一連の報道の発端となったのは、4月17日付け読売新聞の「麻酔使った『無痛分娩』で13人死亡…厚労省、急変対応求める緊急提言」という記事である。

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