元SPEEDファンのアイドルライターが見る今井絵理子と上原多香子の不倫騒動

　今回の上原多香子の騒動は、週刊誌やネットメディアでは大々的に報じられているにもかかわらず、テレビのワイドショーなどではほとんど触れられていない。それだけデリケートで根が深い問題だと言える。

　たとえばベッキーの不倫騒動のように、テレビで大々的に騒げば、「もうこのへんで復帰させてもいいだろう」という世論が見えてくる。しかし、今回のようにアンタッチャブルなままだと、そのタイミングすら見えてこないだろう。

　今井絵理子と上原多香子、騒動後は2人ともまだ表立った活動を開始していないが、今井はまだ現役の議員だし、上原とてこのまま女優を辞めてしまうのは惜しい人材だ。年齢的にも、まだ33歳と34歳。彼女たちには未来があるのだ。

　今まで書いてきたことは、もちろんすべて私の個人的な見解だ。2人のファン、SPEEDのファンとして思い入れが過ぎる意見であることも承知している。それでもなお、自分が応援してきた人たちにはいつまでも活躍してほしい、幸せであってほしいという気持ちが消えない。

　今回の彼女たちの行動に失望した人は多いだろう。しかし、あの頃、SPEEDの歌を聴いて、勇気をもらい、明日へと踏み出した人だって、数え切れないほどいたのだ。

　彼女たちが活躍した時代をともに生きてきたひとりとして、一概に2人を責め立てるだけのことはどうしてもしたくない。彼女たちにも落ち度はあっただろう。ならば今回の騒動を踏まえ、いまいちど自分の身を振り返り、反省するところは反省して、また歩き出してもらいたいと思う。
（文＝プレヤード／ライター）