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鈴木領一(すずりょう)のビジネスの超ヒント!

マックとユニクロ、外から見えない「儲かる仕組み」…レシートに「ミズ¥0」印字、レイアウトはスーパーに酷似

文=鈴木領一/ビジネス・コーチ、ビジネス・プロデューサー

起業できる人とできない人の違い

 ここで筆者から読者にクイズを出してみたい。

 マクドナルドでハンバーガーを注文した際に、水も注文してほしい。水は無料なのだが、なぜかレシートには「ミズ 1コ ¥0」と印字されている。無料なのに、なぜわざわざレシートに印字するのだろうか。印字するにもコストがかかる。なぜコストをかけてまで、レシートに印字する必要があるのだろうか。見慣れた何気ないレシート1枚からも、頭がフル回転し、マクドナルドの目に見えない仕組みに気づき始めるはずだ。

 普段目にするものからビジネスシステムを見抜く方法を、私は「ビジネス・リバースエンジニアリング」(BRE)と呼んでいる。リバースエンジニアリングとは、機械やソフトウェアを分解して構造を分析し、製造方法や仕様を“逆引き”する方法だ。これをビジネスでも応用するのが、BREである。

 先のマクドナルドだけでなく、普通の生活で接するものすべてからビジネスの仕組みを紐解くことができる。あなたが何気なく使っているコンビニエンスストアも、ビジネスシステムの宝庫である。また、ユニクロに行った時も、目当ての服を買うことだけに頭を使わず、「なぜこの商品を、この棚に陳列しているのだろう」「なぜ店内はこんなレイアウトになっているのだろう」「なぜレジがこの位置にあるのだろう」と、頭の中を白紙にして見てほしい。すると、ユニクロがスーパーマーケットのレイアウトに似ていることに気づき、スーパーのビジネスシステムが応用されていることに気づくはずだ。

 起業できる5%の人たちは、目にするものすべてから学ぶ力を持っている。そして学んだことを行動によって経験に変え、経験から新たなアイデアを得ている。このサイクルを回せる人がビジネスで成功できる人なのだ。
(文=鈴木領一/ビジネス・コーチ、ビジネス・プロデューサー)

参考:ウィズダムスクール「いまさら聞けないシリーズ!アイデアの出し方 イロハのイ

鈴木領一/コンサルタント

鈴木領一/コンサルタント

 思考力研究所所長。行政機関や上場企業の事業アドバイスをはじめ目標達成のためのコーチングも行っている。プレジデント誌などビジネスメディアへの記事寄稿多数。また100の結果を引き寄せる1%アクション(サイゾー刊)は、氏のコーチングメソッドを初公開した書籍で、主婦から経営者まで幅広い層に支持されロングセラーとなっている。また、出版プロデュースの活動も行い、代表作には小保方晴子氏の『あの日』(講談社刊)がある。

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