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南清貴「すぐにできる、正しい食、間違った食」

カレーや牛丼中心の食事、ミネラル不足で体に異常をきたす可能性は?専門家が解説

文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事
カレーや牛丼中心の食事、ミネラル不足で体に異常をきたす可能性は?専門家が解説の画像1「Thinkstock」より

 仕事に追われ忙しい日々を送る現代のビジネスパーソンは、毎食のようにコンビニエンスストアの惣菜やファストフードなどで済ませたりするなど、栄養バランスを欠いた食生活に陥りがちです。そこで、そうした食生活の乱れによるデメリットや、健康な体をつくるための食事の基本について、フードプロデューサーで一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事の南清貴氏に解説してもらいます。

「貧乏暇なし」の典型のように、筆者は日々、日本中をあちこち飛び回っています。2日から3日くらいの旅程であれば、ボストンバッグに荷物を詰めて、本やノートなどと身の回りのものはリュックに突っ込んで持ち歩くようにしています。

カレーや牛丼中心の食事、ミネラル不足で体に異常をきたす可能性は?専門家が解説の画像2

 駅では、なるべく階段を昇り降りするようにしているのですが、3泊以上の旅となると荷物も多くなり、場合によってはスーツと、それに合わせた靴なども持っていかなければならないこともあり、やむなくキャリーバッグを引っ張っていくことになります。そうなると、駅などでもエレベーターを使用することになるのですが、そのエレベーターに、どこから見ても普通の若者が、男女を問わず並んで待っている姿を見かけます。

「なぜ君たちがここに並んでいるのですか? 歩きなさい!」と言ってやりたい衝動を抑えるのに一苦労します。妊婦やお年を召されて杖を使っている方などを尻目に、健康な若者が堂々と、しかも我先にエレベーターに乗るのは、はっきりいって醜いものです。特に大都市の東京や大阪でそういうシーンを見かけることが多いように感じます。そもそも、大都市には人が多いので、そういう人も必然的に多くなるのかもしれません。

 なぜそんなことになってしまうのでしょうか。それはミネラル不足がひとつの要因でしょう。もちろん、ミネラル以外のほかの重要な栄養素も不足しているのですが、とりわけミネラル不足は深刻です。ミネラルが体の各部分をつくるのに絶対的に必要な栄養素であることは、どなたもご存じだと思いますが、血液の浸透圧の調整や、体内での消化、代謝にかかわる酵素、補酵素の原材料としても使われています。そして、さらに重要なのは筋肉の収縮や、神経伝達物質をつくることにもかかわっているのです。

南清貴

南清貴

フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会
代表理事。舞台演出の勉強の一環として整体を学んだことをきっかけに、体と食の関係の重要さに気づき、栄養学を徹底的に学ぶ。1995年、渋谷区代々木上原にオーガニックレストランの草分け「キヨズキッチン」を開業。2005年より「ナチュラルエイジング」というキーワードを打ち立て、全国のレストラン、カフェ、デリカテッセンなどの業態開発、企業内社員食堂や、クリニック、ホテル、スパなどのフードメニュー開発、講演活動などに力を注ぐ。最新の栄養学を料理の中心に据え、自然食やマクロビオティックとは一線を画した新しいタイプの創作料理を考案・提供し、業界やマスコミからも注目を浴びる。親しみある人柄に、著名人やモデル、医師、経営者などのファンも多い。

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