NEW

新規制で衰退が続くパチンコ業界、回復も見込めないがそれでも「当面は大丈夫」のワケ

【この記事のキーワード】

,

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 今回の風営法改正で、即パチンコがなくなるということはないが、見通しは決して明るくないようだ。

「一番大きいのは風営法が改正されると、現在ホールにある台がすべて違法機となること。パチンコ台って原則3年、その後、再び認定を受ければもう3年、つまり最大で6年は設置できるんだけど、法律が変わったらすべてご破算。つまり今、ホールにある台はすべて入れ替えないと営業できないわけ。

 そのリミット(猶予期間)がどのていど設けられるかでも展開は大きく違ってくるんだけど、いずれにせよ、ホールは結構なお金を用意しないといけない。パチンコ台って1台40万円近くするからさ。さらに昨年、業界では警察に怒られてというか、ご指導を受けた結果、自主的に『射幸性の高い台は撤去します!』といういわゆるマックス規制をやったんだよ。ホールのドル箱だったマックスタイプをすべて撤去して、大して売り上げの上がらない台に入れ替えてるわけ。たて続けにこうも金を使わされたら、体力的にもたないホールは当然、出てくる。大手チェーン以外は生き残れない時代っていわれているけど、大手でもきついところはでてくるだろうね」

 パチンコ・パチスロの愛好者はずっと減り続けてきており、14年にはついに大台の1000万人を切るなど、ピーク時の1983年の1/3以下にまで減少しているが、回復は見込めないだろうという。

「改正後のパチンコは依存症対策として、ギャンブル性を抑えたものになるんだけど、結局パチンコファンってギャンブル性の高い台が好きなんだよ。95~99年にかけて連チャンは最大5回までという、いわゆる「5回リミッター」規制が入った時も、まあファンが減ったからね。ただ、その頃はまだホールに体力があったし、意図していたものかどうかはわからないけど、昔はパチンコの規制がキツくなると、パチスロが好調で、逆にパチスロに規制が入るときはパチンコが調子いいみたいな感じで、なんとなくバランスが取れてたというか、なんとかなるでしょって空気だったんだよ。5回リミッターのころは自分もパチスロばかり打ってたから。今回はパチンコ、パチスロ同時に射幸性を抑える方向になっているからね。

 新たなルールの中でどうにかして業界をけん引するヒット機種を作らないと、見切りをつけるファンも多いと思うよ。ただ、今回の改正では出玉スピードに縛りがかかったからなぁ。メーカーもいろいろ知恵をしぼってはいるけど(出玉に)爆発力のある台の開発が相当、難しくなってるんだよね。現状、満足させられる台は登場していない。まあ、開発したらしたで警察からヤイヤイ言われるんだけどさ」

新規制で衰退が続くパチンコ業界、回復も見込めないがそれでも「当面は大丈夫」のワケのページです。ビジネスジャーナルは、企業・業界、パチスロパチンコの最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!

Ranking
  • 企業・業界
  • ビジネス
  • 総合
BJ おすすめ記事