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フジテレビ、SMAPファンのコメント入れ替え事件で「ミス」との釈明に「作為性」指摘の声

文=編集部
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 フジテレビの人気番組『バイキング』。最近は、裏の『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)を視聴率で上回ることも多いが、そんな勢いに水を差す事態が起きた。

「9月11日のオンエアで、ジャニーズ事務所を退所した草なぎ剛、香取慎吾、稲垣吾郎の3人に対して、香港から日本に来たSMAPファンが心境を語るシーンが流れました。『3人の退所をどう思いますか』と聞かれて『さびしくてつらいです』と答えていたのですが、後日、取材を受けた人物がツイッターで『完全に偽造です』と告発。実際には、『うれしい』『この選択に全力で応援する』と言っていたと訴えたのです。

 そして、『さびしくてつらい』という答えは、昨年のSMAP解散について聞かれたときの言葉だったと主張しました。つまり、番組側がインタビュー後に質問と回答を入れ替えたわけです」(テレビ局関係者)

 これを受けて、14日には同番組内で榎並大二郎アナが「スタッフ間のコミュニケーションミスが原因」と編集の過程でミスがあったことを認めて謝罪した。一方で、前出の関係者は「こんな編集ミスが起こることは考えにくい」と語る。

「通常、外国人の方をインタビューする際は、翻訳家もしくは外国語に堪能な人物の力を借ります。そして、彼らの目の前で取材を行うか、インタビュー後に映像を送って翻訳してもらいます。その翻訳と映像をきちんと照らし合わせていれば、質問と回答がテレコ(逆)になることはあり得ない。

 おそらく、ディレクターが3人の退所に対する感想として『うれしい』といったニュアンスの言葉はそぐわないと判断し、『さびしくてつらい』という言葉に入れ替えたのではないでしょうか」(同)

 つまり、単なるイージーミスではなく作為的なものを感じるというわけだ。また、関係者は『バイキング』について以下のように続ける。

「人気コーナーである街中の高齢者が物申すニュースランキングの順位も、変えようと思えばいくらでも変えられます。また、先日にはお笑い芸人のコウメ太夫が破局した地下アイドルに復縁を迫るも時間切れで翌日に持ち越されるということがありましたが、これもわざとらしい。事前にその分の時間を取っていれば済む話ですから」(同)

改変は『バイキング』だけじゃない?

 元SMAPに対するファンの声のように、番組側の都合で改変されるという事情は『バイキング』に限らないという。

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