NEW

『おんな城主 直虎』、主人公交代で直虎の存在意義消滅!菅田将暉の直政役は好評

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 また、小姓として仕えるはずだったのに草履番に格下げされたことを悔しがり、いつか家康の寝首をかいてやるとわめく場面は、直政が気性が激しくすぐに家臣を罰することから「人斬り兵部」と呼ばれたという逸話を思い出させる。さらに、その後すぐに気を取り直して草履番からの出世を誓い、眉間にしわを寄せて地道に役目に取り組みはじめた姿は、なるほどこの少年なら何よりも手柄を挙げることを第一にしただろうと思わせてくれる。

 物事がうまく運ぶかと思いきやとんでもない壁が立ちふさがった――という展開もドラマの王道であり、負けん気の強い万千代がそれを乗り越えていくストーリーがおもしろくないはずがない。今作の中盤では直虎が困難を乗り越える話が繰り返されたが、直虎には少々考えの甘いところがあったため、少々イライラさせられる要素もあった。だが、徳川家と万千代の場合は両者とも悪知恵が回るため、腹の探り合いやだまし合いのような少し高度なバトルや駆け引きも期待できそうだ。ドラマとしては今後かなりおもしろくなりそうで、期待が高まる。

 その反面、直虎の影がはあまりにも薄い。先週も書いたが、井伊直政の立身出世物語がおもしろくなりそうなだけに、あくまでも直虎を主人公に据えたことが悔やまれてならない。ただ、虎松が家康に仕えるまでのエピソードへ、不必要に直虎を絡ませなかったことについては評価したいし、もしかしたら制作側も「第39回以降は『おんな城主直虎』というタイトルの井伊直政物語」と割り切っているのかもしれない。もはや存在意義のほとんどない直虎を無理にストーリーに絡ませるくらいなら、そのほうがいい。
(文=吉川織部/ドラマウォッチャー)

『おんな城主 直虎』、主人公交代で直虎の存在意義消滅!菅田将暉の直政役は好評のページです。ビジネスジャーナルは、エンタメ、, , , , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!

Ranking
  • エンタメ
  • ビジネス
  • 総合

関連記事

BJ おすすめ記事