
近年は、ジャニーズ事務所のタレントばかりがトップ10のほとんどを占めることで話題の「ベストジーニスト賞」。10月2日に開催された第34回ベストジーニスト賞でも、例によってHey! Say! JUMP・中島裕翔が1位となったが、壇上ではさっそく来年への票集めへ必死な姿を見せていたという。
「ベストジーニストの一般部門は、ハガキとWeb投票の総数で順位を決める、ということになっています。例年、男性部門はこのトップ10のうち8~9人がジャニタレが占めていますが、近年では事務局側が『組織票では?』といった声を気にしているのか、この投票データをマスコミに配るようになりました」(ワイドショースタッフ)
そのデータを比べてみると、去年と今年とでは大きな違いがあったという。
「昨年、3年連続で1位を獲得し、殿堂入りとなったKis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔は5万2716票で1位、それに次ぐKAT-TUNの上田竜也は4万6,700票となっていました。しかし、今年は中島が2万8,379票、2位だった上田は2万1,675票と上位の票がかなり減少しているんです。投票総数は昨年が12万1,609票で今年は11万6,206票とそこまで大差はありませんから、かなり票がバラけたということになりますね。
もし仮に上田が昨年の票数のままであれば、今年は余裕で1位になっていただけに、どれだけKAT-TUNファンが減ってしまったのか心配になる数字でしたね。また、中島が昨年の藤ヶ谷の約半分の票にとどまってしまったのも、やはり昨年の吉田羊との熱愛報道がいまだ尾を引いているのでしょうか」(前出のワイドショースタッフ)
そんな状況を察したのか、壇上の中島からこんな呼びかけもあったのだとか。
「中島は一般の招待客もいる壇上で『殿堂入りを目指していきます』、マスコミ向けの会見でも『ここまできたら獲れたら獲りたい』などとコメント。来年以降の票集めに必死という感じがしましたね。
それもそのはずで、過去ジャニーズでベストジーニストに入賞した木村拓哉、草なぎ剛、亀梨和也、相葉雅紀、藤ヶ谷太輔は初受賞から1回もトップから落ちることなく連続で受賞して殿堂入りしています(木村、草なぎは5回連続、13年にルールが変更し、相葉、藤ヶ谷は3回連続受賞でそれぞれ殿堂入り。なお堂本剛のみ、1回だけの受賞)。もしここで中島がこの記録を絶つことになってしまうとかなり見栄えが悪く、黒歴史化してしまいそう。投票の呼びかけも必死になりますよね」(前出のワイドショースタッフ)
さらに現場では、協議会選出部門で受賞した滝沢カレンの姿から、ブラックな冗談が言い交わされていたとか。
「記者たちの間では、滝沢カレンの名前から、先日ジャニーズ事務所を退社した元SMAPの草なぎ、香取慎吾、稲垣吾郎が所属している新芸能事務所『CULEN(カレン)』に引っ掛けて、『来年はCULENのメンバーが来たりして』とつぶやいた記者がいたんです。表だって争っているわけではないですが、ジャニーズの巣窟となっているこの授賞式へCULEN所属のタレントがきたら、ものすごい空気になりそうですよね(笑)」(前出のワイドショースタッフ)
来年も開催されるであろうベストジーニスト賞。中島は無事、連覇できるのだろうか。
(文=編集部)